今日もご訪問くださるみなさま
いつもありがとうございます。
今週からスタートした私の『キャリアの棚卸』シリーズ。
今日はその続き⑤となります。ご興味のある方にご覧いただけますと幸いです。
キャリアアップを目指す中で様々な試験や資格にチャレンジしてきましたが、
何故その試験や資格にチャレンジしようとしたのか?
試験合格・資格取得後にそれらをキャリアにどのように活かしたのか?
を中心に書かせて頂きたいと思います。
〜取得した資格等〜
・宅地建物取引士(2023年)
・内部管理責任者(2021年)
・証券外務員一種(2021年)
・衛生管理者一種(2018年)
・マイナンバー実務検定1級(2016年)
・個人情報保護士(2016年)
・社会保険労務士(2008年)
・簿記3級(2006年)
・FP技能検定2級:AFPも取得(2006年)
・一太郎インストラクタ認定(1996年)
・日本語ワープロ検定2級(1995年)
・実用英語技能検定検定2級(1994年)
国家試験に合格したい!
社会保険労務士
[取得時期]2008年11月
社会保険労務士は、名前の通り社会保険に関するスペシャリストと呼ばれています。
「年金」や「労働」等幅広い知識を身に着け、資格を取得すると開業できますし、
会社の組織の中で「勤務社労士」として活躍することもできます。
(勤務しながら『士』を名乗れるのは社労士や宅建士ぐらいなのでは?)
そして、なんと言っても私が挑戦したい『国家試験』の合格者でもあります。
合格率は近年は5%~6%と言われる難関資格になってしまっています。
私が合格した2008年は7.5%、不合格となった前年はなんと10%以上だったんです。
↓この合格証書だけ他資格とは別にとても大切にケースに入れています。
↓「士業」の証だけどラミネート加工なのよね・・・。
現在登録申請中の宅建士もラミネート加工らしい。
↓東京都社労士会のカードです。なんかこっちの方が高級感がある?
↓小さなケースも頂けます。この中に社労士証や支部のカード等を入れることができますが、
私は東京都社労士会のカードは名刺入れに入れています。
↓社労士の登録には支部に所属する必要があり、
私は東京都社労士会で勤務先がある中央支部に所属しています。
きっかけ:「士業」は一生仕事が続けられる資格?
突然ですが、私が3歳と1ヶ月の時に父が亡くなりました。
専業主婦だった私の母(当時33歳)は、3歳と4歳の子供を抱えながら
急に働かなければならなくなり、当時はとても大変だったと話をしてくれました。
母はことあるごとに私達に「将来は看護婦さんになりなさい!
看護婦の資格があると女性でもどこでも働けるから
年齢に関係なく一生働いていけるから・・・」と話をしてくれました。
当時は女性が社会生活で活躍するという環境がほとんどなく、
女性が男性並みのお給料を頂きながら仕事ができるという職業の一つが『看護婦』でした。
(今はもう『看護師(かんごし)』さんですよね。)
姉は長女ですし真面目な性格。きちんと母の言いつけを守り(?)看護師になりましたが、
私はどうしても『血』が苦手で、『幽霊が怖い』ので病院内の夜の見回り仕事が嫌!
という理由で母の言いつけを守りませんでした。
ホテルに就職 ⇒ 転職してパソコンのインストラクタとして働く私を母は認めてはくれましたが、
やっぱりどこかで国家試験に合格して女性でも一人でも長く働くことができる
資格・知識を身に着けて欲しい様子でした。
私が29歳の時に母は亡くなってしまいましたので、
今の私を現実社会で母が見ることはありませんが、
最後まできっと私の将来のことを心配していたことでしょう。
『看護師』=『国家試験合格者』ですので
私は、「国家試験に合格し、一生仕事が続けられる資格が欲しい!」と以前より思っており、
『国家試験合格者』=『士業』がいいな!と思っていました。
FPを勉強した際、数ある分野の中で『社会保険労務士』が国家試験でもあり、にチャレンジしてみたくなりました。
(宅建士は当時、「宅地建物取引主任者」で「士」ではなく今でも国家資格ではありますが、「国家試験」ではないのです。)
↓以下は国土交通省のHPより。
不動産鑑定士は国家試験ですが、宅建士は一覧にありません。
↓以下は厚労省のHPより。所轄する国家試験情報です。医師や看護師、薬剤師、社労士も一覧にあります。
(衛生管理者一種も国家試験だったわ。知らなかった)
勉強方法・勉強期間等
[勉強方法]
簿記の勉強でもお世話になった資格学校のTACさんの社労士講座(1年コース)を受講していました。
用意されたカリキュラムに沿って行いました。(それ以外はやりませんでした。)
平日は火・金 等2日間通い、『重複受講』といって同じ講座を別日別校舎で
受けることができる為、土・日のどちらか1日 週に3日講義を受けました。
[勉強期間・勉強時間]
1年目は800時間程です。スクールでの講義+α です。
でも・・・勤務していた職場が通常期で30時間程の残業時間であり、
賞与や算定の届出時期の7~9月には50時間を超える残業時間。
仕事に家事や勉強の為に睡眠時間を削るというそんな生活をしていると体が悲鳴をあげてしまいました。。。
なんといっても社労士の試験日は8月下旬ですからただでさえ暑くて体調管理が大変。
その為、1年目の試験直前には体を壊してしまい、受験をあきらめようかと思いました。
一応試験日になんとかチャレンジしたのですが、でもやっぱり不合格でした。
1年目のことを反省しながら、同じスクールで同じコースで2年目の受講を始めました。
でも、1年目の様に無理はせず、睡眠時間を削ることをやめ、
当時だんなさんにお願いをして、家事をさぼることにしました。
(1年目は勉強も仕事も家事も完璧にしようって頑張りすぎたんです。)
仕事は、2006年から働いていた社労士事務所を2年間勤務し、
2008年6月末で契約満了として頂きました。(社労士登録には2年間の実務経験が必要なので、2年間は実務経験が欲しかったの。)
7月から8月の試験日までは仕事をすることなく、直前期に集中して勉強しました。
そう・・・脳がヒリヒリするまで問題を解きまくり、過去問を繰り返し、
沢山の模試を受けて試験対策を万全にしました。
(でも模試ではいつもBかC判定ばかり、A判定は一度もとれませんでした。)
直前期の頑張りによって、2回目の挑戦で無事に2008年11月に合格することができました。
※当時は合格発表が11月上旬だったので、待っている間辛かったです。
キャリアアップにつながった?
はい。しっかりとキャリアアップしました!
合格発表が11月。7月からだんなさんの税扶養家族になっていた私は
税扶養家族の範囲内でちょっと仕事をしてお小遣いが欲しいと考え、
11月下旬から短期のお仕事を探し始めました。
そして、12月中旬に健康保険組合で2週間だけ健康診断のデータ入力をする
短期の派遣を見つけることができ、応募をして採用して頂きました。
当初、2週間という契約でしたが働いている時に職場の方とお話をしていた所、
私が社労士事務所で与計算や社会保険手続きの仕事をしていた事、
そして社労士の試験に合格したことをお伝えした所、
派遣の期間を延長してお仕事を続けて欲しいとありがたいお話を頂きました。
そして、しばらくは週に2~3日税法上の扶養範囲内で仕事をしていた所、
仕事に取り組む姿勢や色々な対応を評価して頂き、
「もっと長く働いてもらえませんか?」と言って頂き、2度程お断りしたのですが
「正社員としての採用を考えていますので、ご主人とお話して考えてもらえませんか?」と
なんともありがたい提案をして頂きました。
2009年といえば、リーマンショック後で日本は不況であり
どの会社も人員削減をすることが多い年でしたので、
そんな中でもこのようなチャンスを与えて頂けたのは
『社労士の試験に合格しているから』というのも大きかった様です。
(実際に社労士の登録はこの会社で正社員になってから行いました。)
ご存知の方も多いと思いますが、自社の『健康保険組合』を持っている会社は、
そのほとんどが大企業なんです。
もちろん、その会社も東証プライムに上場している歴史ある大企業ですので
当時35歳の私が正社員として中途採用して頂けたのは
本当にものすごい幸せなことだったと思います。
次はどうする?
健康保険組合の仕事ってお役所仕事のような所であり、残業がないんです。
というのも、適正な人員数を置く様に厚労省からの指導もあり、
人員数に余裕がある職場であり、あまりあくせくして働くことはありませんでした。
ですので、たっぷり時間はあったはずなのに・・・
何も勉強する気にはならず、ゆったり・まったりとした生活を送っていました。
でもこの生活が長くは続かず・・・・
その後人生がとんでもない方向に大きく変わっていきます。
どの様に変わっていくのか?続きはまた、シリーズでご紹介させて頂ければと思います。
国家試験である社会保険労務士の資格に
☆感謝&感謝☆