新婚当初から4年間

 


義祖父が96歳から99歳に

なるまで介護もどきをしながら

同居した

 


私はその間

最初の1年は不妊治療中専業主婦

2年目は妊婦

3年目は0歳児ママ

4年目は1歳児ママ+妊婦

 

大雑把にいうとそんな状況

 


主人は建築業関係の仕事で

とても忙しく

平日は

朝早くから夜遅くまで帰ってこず


休みは日曜日だけで

疲れて寝ていることが多かった

 


だからじいちゃんのお世話は

ほぼほぼ私ひとり

 


私はじいちゃんと結婚したのかと

思うくらいだった

 

96歳こえているお年寄りと

同居すると

 

物理的にもいろいろ

不便なことや迷惑なことも起こるが

 

一緒に住んでみて感じたのは



常に「死」

が近くにあること

 

死が頭から離れないこと

 


じいちゃんが朝

いつもの時間に

起きてこなかったら

死んでるかもしれない


とすぐに思うし

 


自分が出かけていて

家に帰る時も


もしかして

じいちゃん

倒れていたらどうしよう

と頭に浮かぶ

 


風呂に入っている時に

滑って死ぬかもしれないし

 

食べ物を詰まらせて

死ぬかもしれない

 

もしも突然

私と二人でいる時に

じいちゃんが家で亡くなったら

 

私は警察に事情聴取をされるだろう

 


私が

死んでいるじいちゃんの

第一発見者に

なる可能性は十分にある

 

 

結局、じいちゃんは救急車で運ばれて

しばらく入院したのちに

病院で亡くなったのだが

 


同居している間

常にこの感覚があった

 

家の中で

日常の中で

 


「死」が間近にある感覚



「死」に直面する

かもしれないという緊張感

 


これは

私の中でけっこう重かった

 

普通に家族で生活していたら


普段そんなに

死が間近にあるなんて

感じることはない

 


死ということを考えることもない

 


今は私もそうだ

 

だけど

じいちゃんと同居している時は

 

自分の体の細胞が「死」の気配を

感じ取っている気がした

 

老人と住むということは


同居して介護するということは

 

例えその老人が

見た感じ元気だったとしても

 


同居人は

物理的なものだけではないものを

背負ってるかもしれない

 

だからもし

周りにそういう人がいたら

 

軽くみないで欲しいと思う

 

自分が経験して感じたことだ

 


はたから見て

大変そうじゃなかったとしても

 

何かしら見えない

心の重圧はかかっていると思うから


→義祖父と生活することになった理由


→次女は病気をもって産まれてきました


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