幼稚園が終わった後、園庭で遊んでいると担任の先生が一言。
「お姫ちゃんの遊び方、凄いですね~
」
とおっしゃる。
どういう意味か分からずにいると
「お姫ちゃん、裸足になって泥まみれになって豪快に遊ぶんですよ。」
確かに外遊びがあった日は必ず、お着替えしていて、リュックの中には泥まみれの服や靴下が入っている。
どういう意味にとっていいのか分からずにいる私・・・
とにかく、謝っておこう・・・と
「すいません、いつもご迷惑お掛けして・・・
」
と恐縮していると
「いえいえ、最近は泥遊びができない子や・裸足になれない子が多いんですよ~。
お姫ちゃんに、クラスのみんなを引っ張っていって貰えれば・・・と思ってるんです。」
と、ホッとするお言葉。
「あ~良かった。先生が泥まみれのお姫を見て『ひぇ~
』と思ってたらどうしようかと、思っちゃいました~」
「いえいえ、そんなことは全くありませ~ん
」
先生は広い心で見てくださってることが分かって一安心。
でも・・・園終了後の園庭遊びで、ちと問題が・・・
必ずと言っていいほど、最後の最後まで園庭で遊んでるお姫。
園が終わって、私の元に駆けつけるや否や、リュックを外して・靴と靴下を脱ぎ捨てて、園庭へ走り去っていく。
まあ、今までも公園で毎日、同じようなものだったし、汚れたら洗えばいいだけのことなので、何の気にもしていなかった私。
ところが・・・
裸足になって泥の中を突っ走っていくお姫を見て、
「わたしも、はだしになりた~い」
と言い出す子が案外、多いのだ。
みんなが、お母さんの元に走っていく。
が、大半の子が、お母さんに却下されている。
すると全員が必ず言う言葉・・・
「だって、あのこ、はだしになってるも~ん」
とお姫を指差す子ども達・・・
その後の、母親の説明がだいたい二分される
「人は人、あなたはあなた!」
的な説明をするお母さんと
「あの子は、怪我するよ!」とか
「あんな子の真似しないの!」みたいな批判的な説明をするお母さん。
聞きながら、
「おいおい、泥まみれになって遊べるのは今だけだぞ~
」と思う反面
「そりゃ、後のこと考えたら、いいよ!とは言いたくないかなあ・・・
」とも思う。
お母さんに却下された子が、泥の中で踊ってるお姫の側に来て
「いいなあ・・・いいなあ・・・わたしもはいりたいなあ・・・」
と言いながら、お姫の足元に座り込んで、お姫の足に砂や泥をかけてくれていた。
そのときは、とっても切ない気持ちになってしまったわ。


