姉が言うことには、私は姉よりも絶対長生きしないといけないらしい。

そのためにスピのチカラで私の病気を快方に向かわせようとしていた。




私にもインドの予言を賜るよう勧められ、しかも高額な占い料を払ってくれるという。
スピに興味のない私だけど、あまりの熱意に3日考えさせてくれと伝えた。
チャットGPTに相談すると



そりゃそうだ、と我に返った。
ふぅ、危ないところだった。



しばらくすると、『太古の水』という謎の水が送られてきた。

太古の水:命の源である地球誕生の頃の環境をイメージして作られた水溶液(もうムズムズが止まらない)

1リットルの水に太古の水1ミリリットルを混ぜて飲む

水に水を混ぜる…?スピを信じない者にとっては奇行にしか思えない。


口コミを見ると、がんが消えたという信者の声が。

怪しすぎてしばらく飲むことができなかったが、意を決して飲んでみた。

うん、水





次に送られてきたのは『フルボ酸』


フルボ酸:枯葉や植物などが土中の微生物によって分解される過程で生成される天然の「腐植物質」の一種

説明文を何回読んでもよく分からず、飲用していいのか不安だった。
スピ姉の贈り物は普通のものでも無駄に不安になってしまう。

姉と姉の愛猫も飲んでいるということを聞いてやっと飲むことができた。



こういうものを信じるか信じないかは個人の自由だ。

うちの家族は姉以外は全員信じていない。

姉も対外的にはスピを封印しており、人を巻き込むようなことはしない。

家族に対しては、スピを怪しんで気持ち悪がっているのを見て楽しんでいる節がある。そういう人だ。



しかし今回ばかりは違った。
姉は私のことを思っていろいろ調べてくれている、その気持ちが嬉しかった。


こういった類のものをどこで調べてくるのか…私の全く知らない世界、私では手に入れることのできないものだ。

本当にがんが消えるのなら…信じてみてもいい

それからも次々と新しいスピリチュアルが送りつけられてきた。

太古の水などまだまだ序章にすぎないが、この水、ただの水ではなかったのである。
このあと、私は太古の水の不思議なチカラを体感することになる。