このところ、「食べる」
という言葉の
言霊について、考えていたのです。
言霊は、その人がその言葉に対して
持っている思考の波動です。
同じ言葉を使っていても
言霊（思考）は
人によって異なります。
そして、その言葉を通して
思考の波動を放っています。
放った波動は、現実化していきます。
ですから、自分の望む形に
「言霊の波動を磨く・入れ替える」
というのは、
とても大切なことなのです。
さて、
「食べる」という言葉について、
私が最初に持っていた考えは
「栄養をとること」
でした。
でも、それでは
あまりに味気ない言霊だな、
と思ったのです。
確かに私は
「食べ物を味わう」ということが
あまり得意ではなかったのです。
味わって、美味しそうに食べる人を見ては
羨ましいな、、、と
感じることもありました。
でも「食べる＝栄養をとること」と
無意識に考えていたから、
「味わう」ということに
欠けていたのだと、気がついたのです。
今、私は
「食べる」という言葉の言霊を
「栄養をとること」という思考から
「愛を持って味わうこと」という定義に
変えています。
『一つ一つ 愛の粒々を』
きっかけは一杯のコーヒーで、
そのコーヒーを飲む前に
この飲み物が私の手元にやってきた
奇跡を感じてみたのです。
私が行ったこともない国で
このコーヒー豆は
大地の恵み、空の恵みを受けて
誰かが何ヶ月もお世話をしていて
きっと愛情をかけて大切に育てられて、
そして出来上がったコーヒー豆は
今度は誰かに大切に梱包されて
世界中に美味しく届くように、出荷されて
美味しさが伝わるように、美しくデザインされて
そして誰かの手で店頭に並べてもらって、
そのコーヒー豆は、私の手元に来て
ケトルのお陰で、熱々のお湯を注がれて
私の目の前にあるのです。
私は自然からの、人々からの
愛情をたくさん含んで、ここまで来た
一杯のコーヒーを
愛と感謝を持って味わうことで
完成させたい、と
そう感じたのです。
そして、感謝を感じながら味わうことは
とても幸せな気持ちと、豊かな時間を
もたらしてくれる、と
感じたのです。
だから、今の私に調和する
「食べる」とは
「愛を持って味わうこと」だと
思ったのです。
