秋本番、きのこ真っ盛り。
珍しい『なら茸もどき』をごま味噌和えにしてみました。
『なら茸』が毒きのこなので、『なら茸もどき』との見分けが、
大変難しい。
桜の木陰などに、ひっそりと生えています。
黄土色の綺麗なきのこですが、
あくが強いので、一度、熱湯にくぐらせます。
すると、色が真っ黒に変わります。
それを、田舎味噌と、すり胡麻で和えます。
しゃりしゃりとした食感を楽しみます。
『いぐち』とよく似た風味です。
『まんば』が、そろそろ出始めました。
まんばも、あくの強い葉菜なので、
さっと茹でて、水に取り、あく抜きをします。
ほろ苦いまんばの味を、豆腐がまろやかに引き立てます。
いつぞや、大泉洋くんに、『まんばのけんちゃん』の、
「けんちゃん」が人の名前かと聞かれたので、
「けんちん」(豆腐をくずした料理)が讃岐風に訛ったものだと
教えてあげました。
大泉くんには、「けんちゃん」というお友達がいるらしく、
かなりウケていました。
今から冬場に向けて、大変おいしい郷土料理です。
まいまい亭 おかみ
