無料弁護士相談が終わり

義父弟君陳述書

書いてもらうことにしました

 

 

夫が行方不明だと聞いた時以来の電話

 

 

「ご無沙汰しております。○○(私)です。

その後お変わりありませんか?」

 

 

「あ、変わりないね。

相変わらずあいつとは連絡取れずだよ

国民健康保険料の請求が困るから

それが俺宛てに来ないように手続きは区役所でしたけど」

 

 

手続き!?なんていう名前の手続きですか?

その手続きの証拠になりそうなものはありませんかね?」

 

 

「手続きの名称もわからないし…証拠?」

 

 

「あ、すみません。

説明不足でした

実は来年の四月から息子が幼稚園に入るので

それまでに離婚をさせていただきたいと思い

離婚裁判を考えています

今日はその件で

お義父さんと〇(弟)君にお願い

があって電話しました」

 

 

「離婚裁判ね…悪いね…」

 

 

「いえ…。

お義父さんと弟君に

夫が行方不明だという証言

をしていただきたいんです

陳述書という形で」

 

 

「わかった、それはいいんだけどあいつ(弟君)

進学の関係で4月からこの家出ちゃうのよ」

 

進学???

あ、弟君もうすぐ高校卒業か

出会った頃は小学生だったのに

他人の子の成長は早いなぁ…

 

 

「もうそんな歳なんですね…

そうすると弟君は

4月に住所変更しますか?」
 

 

「いやしない」

 

 

「分かりました。

住所変更しないということでしたら

やっぱり弟君にも書いていただきたいので

すぐに書類送りますね

文章は私が作成して

お義父さんと弟君には

署名と捺印してもらうだけの状態で送ります

郵便切手も貼った状態の返信用封筒

も同封しますので

署名、捺印後その封筒にいれ

ポストに投函お願いします

離婚が成立するまで裁判に

1年ほどかかる可能性があるので

できるだけ早く始めたいと思っています

弟君も4月から引っ越してしまうということなので

なるべく早い返信をお願いします

 

 

「わかった」

 

 

「あともう一つお願いしたいことがありまして…

住民票をとっていただきたいんですが」

 

 

「住民票?

仕事があるから区役所に行けないけど」

 

 

「だと思いまして、陳述書と一緒に

委任状も同封しますので

そちらも記入お願いできますか?」

 

 

「わかった」

 

 

委任状があれば私の方で

住民票とることができるので

あと区役所でした手続きの名称が

わかったら教えてください」

 

 

「了解」

 

 

「お忙しいところ失礼しました

陳述書委任状お願いします

 

 

スムーズに会話ができ

内心ほっとしながら電話を切りました

 

 

この後すぐ陳述書と委任状を作成しプリントし

書いてほしいことを鉛筆で下書き

してから返信用の封筒を添えて

ポストに投函しました

 

しかし手紙を送ってから1週間経ち

2週間経っても返信は届かず

催促のメッセージをスマホで送信するも

メッセージの返信はなく

3日続けてお義父さんに電話をかけ

(繋がらず着信履歴を残すのみでした)

もうすぐ4月になってしまうという頃

 

お義父さんからの手紙ではなく

警察から手紙が

 

 

行方不明者届受理証明書

ができたので県庁まで取りに来てください

という手紙でした

 

 

その手紙から遅れること2日

もう半分諦め始めていた頃

 

お義父さんの手紙が届きました