法テラスの無料弁護士相談

の日がやってきて

 

私は指定された弁護士事務所に

向かいました

 

初めて行く場所で

道に迷わないか不安だったので

早めに家を出たのですが

ナビのおかげで迷うことなく無事到着

かなり早い時間についてしまいました

 

周りに時間をつぶせそうなお店もなく

事務所の入っているビルの前で

少し時間を待ちましたが

ビルから出てくる人や

目の前の歩道を歩く歩行者からの

視線がいたかったので

30分前には事務所を訪ねることに

 

ロビーで名前と要件を話すと

すぐに個室に通していただきました

 

約束の時間まで待つように

言われ、しばらくひとりに・・・

 

 

しかし防音性はあまりないらしく

恐らく他の個室で

相談を行っているであろう話声

が丸聞こえでした

 

 

弁護士さんに見てもらうために

持ってきた年表や陳述書を机に出し

今日のために考えてきた質問項目と

メモ用のノートも広げます

 

 

しばらく経つと

他の部屋からの話声が止み

個室のドアにノックが

 

 

「失礼します。

お待たせしました

弁護士の○○と申します」

 

スーツにしっかりと固めてあろう髪型の

思ってたよりも若い男性弁護士さん

入室し名刺を渡してくださいました

 

 

私も軽く挨拶をして

あまり時間もないので

すぐに本題へ

 

 

年表を見てもらいながら

今までの経緯を大まかに話します

 

そして離婚裁判を

考えていることを話し

陳述書も見てもらおうとしたとき

 

 

「俺だったらもう出しちゃうな…」

 

 

と一言

離婚届を勝手に書いて出しちゃう

ということです

 

 

違法ですよね?」

 


「うん、違法私文書偽造っていう罪になる

弁護士がこんな事言っちゃいけないけどね

相手も離婚したそうだから

訴えてくることもないだろうし

俺だったら勝手に書いて出しちゃう

後からもし文句言ってきても

結婚した時に書いてもらってたでしょ

とか言い訳はいくらでもできるよ

こんな逃げてばっかりの人が訴えてくるとも思えないし」

 

 

「はぁ・・・(苦笑)」


 

「まぁ正攻法で離婚したいということであれば

別居からもうすぐ3年ですよね?」

 

 

「はい、あと2ヵ月程で」

 

 

「基本的に離婚裁判では

2年以上の別居になっている場合は

離婚が認められることが多いので

裁判が始めれればまず大丈夫でしょう

親権もお子さんが幼いほど

母親になることがほとんどなので」

 

 

「そうなんですね!

ありがとうございます」

 

 

「問題はどうやって裁判を始めるか

ですね・・・相手の勤務先

情報開示請求で調べてみることもできますが

相手が沖縄や北海道など

かなり遠い場所にいた場合

相手の移住地の家裁まで行かなければ

いけなくなるのでそれもめんどうですね」

 

 

「はい・・・

あとまともな仕事についているかどうか・・・」

 

 

「離婚裁判でも公示送達できたっけな・・・」

 

私は下調べ済みだったのですが

ここで私が言うのもと思い

スマホを取り出し検索しているであろう

弁護士さんを数秒待つと

 

 

「あ!できますね公示送達

そうすると…

戸籍の附票

捜索願の証拠

あと被告の家族に被告が行方不明

だということを証言してもらえば

もしかしたら公示送達にできるかもしれません

証言が難しければ陳述書という形でも」

 

 

「お義父さんだけで大丈夫ですかね?

弟君にも書いてもらった方がいいですか?」

 

 

「数は多い方がいいので

弟君にも書いてもらった方がいいでしょう」

 

 

「わかりました、ありがとうございます」

 

 

「ちなみにこの払われてない婚姻費用

10年以内だったら請求できますよ」

 

 

10年…わかりました、ありがとうございます

あと、この陳述書を見ていただきたいんですが…」

 

 

そう言って陳述書を渡した瞬間

 

 

「これは他の弁護士さんに作ってもらったんですか?」

 

 

「いえ、自分で作りました」

 

 

「この書体は弁護士が使うものなんですが

ネットで拾ったとかですか?」

 

 

「はい、ネットからいただきました」

 

 

「そうですか」

 

 

内容はあまり見てもらえず

パラパラと数秒眺めただけで

 

 

「まぁ事情が事情なので

裁判さえ始められれば離婚できると思いますよ」

 

 

すぐに返却されました

 

 

「もし公示送達が認められないと…

依頼されたところで

結果は同じになってしまうと思いますので

あとは探偵などに頼むしかないですね」

 

 

「わかりました

ありがとうございます」

 

 

「他になければこちらの紙を書いてもらい

終了ということで」

 

 

その後、おそらく法テラスに提出するであろう

紙を記入して弁護士事務所をあとにしました

 

 

まさか弁護士さんにまで違法行為

勧められるとは思いませんでしたが(笑)

(相談した友人には同じことを言われたことがあります

その時に違法行為かは調べました)

 

収穫はありました!

 

夫の父と弟君に

夫が行方不明だということを

書いてもらいます

 

陳述書形式なら

私が文章を作ってプリントし

署名と印鑑さえしてもらえば

簡単に済ませることができるので

頼みやすいです

 

 

次回、義父と義弟への陳述書依頼です