登場人物

 

高崎 舞香さん…39歳 今回の主人公。

4歳の娘(日菜ちゃん)がいる。

相談相手は実のお姉さん。(春香さん)

現在夫とは別居しており、引っ越して

娘と二人暮らしを始めている。

現在パート勤めから正社員に。

 

 高崎 誠……40歳 舞香さんの夫。

ある日突然、好きな人がいるから

離婚したいと舞香さんに告げる。

相手は同じ部署の(藤沢美波)という女性。

しかし、浮気相手は1人ではなかった。

 

それから

 

舞香さんは離婚を決意し、誠ともやっと

慰謝料や養育費について

まとまりかけてきた頃、同じマンションの

ママ友のご主人が交際クラブに登録し

その他にもパソコンから、数々の女性との

動画が出てきて・・・

 

 

 

誠が、瑠璃との約束を

思った以上に簡単に取り付けることに成功し

もちろんそこには友子さんも

どこかのタイミングで現れることに。

 

 

 

舞香さん

「友子さんが、

 このタイミングって思うまでは

 絶対にあなたから、

 今奥さんもここに来てるって

 言わないでよ。」

 

 

 

そのカフェには

いても立ってもいられなくなった

舞香さんも一緒に来ていた。

 

舞香さんは仕事もあったが、

その日の内容はリモートでも良かったので

夜にやることにした。

 

 

 

誠「わかってる。」

 

 

 

舞香さんと友子さんは、

誠が座るテーブル席のすぐ隣に。

 

 

確実に席を確保するために、

1時間前からやってきたのだ。

 

 

舞香さん

「瑠璃さんって人は

 結婚してないの?」

 

 

「あそこにいた全員、

 彼氏もいないって言ってた。」

 

 

舞香さん

「彼氏はいないけど、旦那はいる

 ってこともあるでしょっ」

 

 

「・・・・そんなこと、、あるのかな、、」

 

 

 

舞香さん

「だってあなたたちだって

 そうやって嘘をついて

 今まで散々遊んできたんじゃないの?」

 

 

 

あ、誠は案外、

奥さんがいるというタイプの

不倫男だったんだった。

 

 

 

友子さん

「とにかく、話の持っていき方は

 さっき話した通りで、、誠さん

 お願いしますよ。」

 

 

 

早めに集まって、少しは作戦を立てたが

瑠璃がどう出るか・・

 

約束の15分前、舞香さんも友子さんも

少し緊張していた。

 

 

 

舞香さん

「ここからはもう私たち、話すのやめよう。」

 

 

誠「わかった。」

 

 

誠はそう言って、

持ってきていたパソコンを開き

仕事をし始める。

 

 

舞香さんと友子さんは、

メニューを開きながら

 

 

舞香さん

「飲み物だけだと間が持たないから

 なんか、1つずつちょこちょこ頼む?

 まずはサラダとか。」

 

 

 

友子さん

「そうだね、そうしよう。」

 

 

 

そんなやりとりや、

子供のことを話していたら

約束の時間ぴったりに

瑠璃がやってきた。

 

 

 

瑠璃

「あっ、もういらしてたんですね。

 すいません、お待たせして。」

 

 

 

瑠璃は、この間の夜遊びの時の

清楚だけれど華のある服装とは違い

白いシャツのインナーに

落ち着いた色のニットを着て

しっかりと髪をまとめている。

 

バックも派手ではなく、

落ち着いた色のトートバックを持っていた。

 

 

なんだか、悪目立ちもしていないし

バカそうにも見えないというか

むしろ普通に

良さそうなお嬢さんに見える。

 

 

 

「いや、全然。なんかお昼に会うと

 印象違うね。」

 

 

瑠璃

「えっ、それはいい意味ですか?

 ちなみに誠さんは、いい意味で

 この間と印象変わりませんよ。」

 

 

「そ、そう?

 あ、瑠璃さんはいい意味で 

 印象が違うよ。」

 

 

瑠璃

「そうですか?まぁさすがに毎日

 ああいう格好で外に出てないですからね。

 普段は着物着ることも多いですし。」

 

 

「あぁ、そうだね。Instagramで

 DM送る時に見たけど確かに着物多いね。」

 

 

 

注文した飲み物が来るまで

2人はそういうたわいのないことを

しばらく話していた。

 

 

そして

 

 

 

瑠璃

「それで・・・気になってたんで

 その相談内容っていうのを

 聞いてもいいですか?」

 

 

 

 

誠「あぁ、そうそう。その話ね。」

 

 

 

 

誠が、真剣な顔つきになったので

瑠璃は少し

緊張しているようだった。

 

 

 

 

 

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