登場人物
高崎 舞香さん…39歳 今回の主人公。
4歳の娘（日菜ちゃん）がいる。
相談相手は実のお姉さん。（春香さん）
現在夫とは別居しており、引っ越して
娘と二人暮らしを始めている。
現在パート勤めから正社員に。
高崎 誠……40歳 舞香さんの夫。
ある日突然、好きな人がいるから
離婚したいと舞香さんに告げる。
相手は同じ部署の（藤沢美波）という女性。
しかし、浮気相手は1人ではなかった。
それから
舞香さんは離婚を決意し、誠ともやっと
慰謝料や養育費について
まとまりかけてきた頃、同じマンションの
ママ友のご主人が交際クラブに登録し
その他にもパソコンから、数々の女性との
動画が出てきて・・・
友子さんは、舞香さんに
女性探偵から聞いたことを伝える。
舞香さん電話
「なるほど・・つまり探偵さんは
弁護士を通すより先に
誠を通じて相手の女性に
先に接触した方がいいんじゃないか
って、言ってるんだね。」
友子さん電話
「うん、探偵の方からは直接
相手の女性に声をかけたり
SNSを使ってでも接触することは
ダメなんだって。
だけどいきなり弁護士の方から
内容証明なんて届いたら・・・
いや、その前に
電話がかかってきただけでも
絶対に先に夫に言うでしょ。
それじゃあどういう
伝わり方するかわからないから
確かに怖いんだよね・・」
舞香さん電話
「それはそうかもしれないね・・・
じゃあ、グループラインじゃ
ちょっと伝わりにくいかもしれないから
誠に電話で話してみる。」
友子さん電話
「ごめん、こんなことで・・」
舞香さん電話
「うぅん、なんか変な感じ。
もはや離婚とか慰謝料の話は
ほとんど解決してるから
もう最近全然しなくなって
今誠は友子さんのために
どう動けるのか、結構考えてる。
これが、罪滅ぼしのつもりなのかな。」
友子さん電話
「不思議な関係だね。
でも、そういう人って
一定数いるんだね。
普通の部分と、どうしようもない
一面を持ち合わせてるというか。」
舞香さん電話
「確かにね、テレビでも
すごく好感度の高い人が
色恋のことになったら
周りが見えない行動に走ってたりね。
だから・・人の１面って、
表だけじゃないってことだけど・・
それが誠も友太さんも
極端なんだね・・いやそんなの
全く共感は出来ないけど。」
友子さん電話
「うん。出来ない。」
それから舞香さんは電話を切って
誠に諸々の説明をしたところ
絶対に協力すると言った。
本当、ここ最近の誠って
一体なんなんだろう。
◆
誠は早速、友太と膝枕をしていた
SNSでは着物を着ていた女性に
DM上でメッセージを送った。
どうやら最近の子は
LINEの交換をしなくても
InstagramのDMで
やりとりできたら良いらしい。
最近の子を知らないので
それが合っているのかどうかは
知らんけれども。
彼女の名前は、瑠璃というそうだ。
誠
「こんにちは、先日お会いした誠です。
この間は盛り上がりましたね。
急ですが、瑠璃さんに
相談させていただきたいことがあって
今度お昼時でもいいので、
カフェでお話しできませんか？」
飲み会で会った男から
急にこんなDMが届いて
ホイホイ出てきてくれる女などいるのかな。
それとも、ディナーとかじゃなくて
お昼のカフェだから
警戒心は持たれないのかな。
瑠璃
「あぁ、誠さん！！こんにちは！
誠さんからDMいただくとはびっくりです。
私に相談したいこと？？
もしかして、あそこにいたメンバーを
紹介してくれとか、そういうことですか（笑）」
なるほど、そう取られるのか。
誠
「あ、いえ（汗）結構真面目な話で・・
多分、一緒にいた他の女性には
相談出来ない気がするので、、、
一旦誰にも内緒で聞いてもらって
判断して欲しいです。」
なんとまぁ意味深な内容。
これなら
このメッセージをもらった方は
すごく気になるな。
瑠璃
「真面目な話？わかりました。
じゃあ、、明日なら打ち合わせが
ちょうどお昼に一旦途切れるので
そこでどうでしょうか。」
なんと、誠はすぐに
アポを取り付けることに成功した。
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