登場人物

 

高崎 舞香さん…39歳 今回の主人公。

4歳の娘(日菜ちゃん)がいる。

相談相手は実のお姉さん。(春香さん)

現在夫とは別居しており、引っ越して

娘と二人暮らしを始めている。

現在パート勤めから正社員に。

 

 高崎 誠……40歳 舞香さんの夫。

ある日突然、好きな人がいるから

離婚したいと舞香さんに告げる。

相手は同じ部署の(藤沢美波)という女性。

しかし、浮気相手は1人ではなかった。

 

それから

 

舞香さんは離婚を決意し、誠ともやっと

慰謝料や養育費について

まとまりかけてきた頃、同じマンションの

ママ友のご主人が、、、、

 

 

 

決戦のホームパーティーの日。

 

舞香さんのお姉さんが来てくれて

日菜ちゃんも、友子さんのお子さんも

2人揃って預かってくれることになった。

 

 

もちろんお姉さんの子供たちも一緒で

 

 

 

舞香さんの姉

「今日、みんなで一緒に

 お菓子作りしようと思って

 色々持ってきたよ。

 

 うちの子たち、楽しみにしてたの。

 だから安心して任せて

 舞香は大切なママ友のために

 頑張っておいで。」

 

 

 

舞香さん

「うん、本当にありがとう。」

 

 

 

舞香さんの姉

「・・・しっかりしてよ。」

 

 

 

「あ、、はい、、」

 

 

 

姉の存在が本当に、

ありがたかった。

 

 

 

 

それから友子さんが

お子さんを連れてきてくれたので

姉にお願いしたあと

 

 

友子さんと舞香さん誠の3人は

友子さんの自宅に移動する。

 

 

その移動の合間

 

 

 

友子さん

「夫のパソコンね

 今朝寝室で使ってたけど

 そのまま寝室のデスクの上に

 置きっぱなしになってるの。」

 

 

 

舞香さん

「良かった、じゃあ見れるね。」

 

 

 

舞香さんはそう言うと

誠の顔をじっと見つめて言った。

 

 

 

舞香さん

「きっと男同士でも

 2人っきりで話したいことが

 色々あるだろうから

 いいタイミングで話してよ。

 

 2人が寝室に行かれたら困るから

 ベランダとかで。」

 

 

 

舞香さんたちの住むタワマンは

ベランダも広い。

友子さんは今日のために

キャンプなどで使用している

チェアーやデスクを

ベランダに出しておいたそうだ。

 

 

 

「うん、そこは絶対にうまくやるから。」

 

 

 

 

 

 

 

友子さん夫「いらっしゃーい。」

 

 

 

友子さんの家に行くと、

ご主人が満面の笑みで出迎える。

 

 

 

舞香さん

「急にすいません、おじゃまします。」

 

 

 

友子さん夫

「いやこちらこそ逆に、

 うちの子がお姉さんに

 お世話になるって聞いて

 すっごく喜んでましたよ。

 

 ありがたいです!」

 

 

 

爽やかな笑顔で迎えてくれる

友子さんの夫。

 

ほんっとうに、家庭的で

家族を愛してます、という

爽やかな笑顔。

 

 

あのLINEを送っている人と

全然一致しないのだ。

 

 

 

友子さん

「1日じゃあ掃除間に合わなかったけど

 どうぞどうぞ。」

 

 

 

友子さんもいつも通りの笑顔で

頑張ってくれている。

 

 

 

「全然綺麗じゃないですかー。」

 

 

 

友子さん夫

「誠さん来ると思って、

 昨日、美味しいお酒買ってきてます。

 今日は飲めますよね?」

 

 

 

誠「もちろんですよ。」

 

 

 

友子さん夫

「あぁ、このメンバーで

 子供抜きで飲むのって

 初めてじゃないですか?」

 

 

 

舞香さん

「確かにそうですね。」

 

 

 

友子さん夫

「短い時間ですけど、

 今日はとことん楽しみましょう。」

 

 

そう言いながら、彼が誠に

何やら目配せをしているのを

舞香さんは見逃さなかった。

 

 

 

 

※ 今夜中に続く

 

 

 

 

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