登場人物

 

高崎 舞香さん…39歳 今回の主人公。

4歳の娘(日菜ちゃん)がいる。

相談相手は実のお姉さん。(春香さん)

現在夫とは別居しており、引っ越して

娘と二人暮らしを始めている。

現在パート勤めから正社員に。

 

 高崎 誠……40歳 舞香さんの夫。

ある日突然、好きな人がいるから

離婚したいと舞香さんに告げる。

相手は同じ部署の(藤沢美波)という女性。

しかし、浮気相手は1人ではなかった。

 

それから

 

舞香さんは離婚を決意し、誠ともやっと

慰謝料や養育費について

まとまりかけてきた頃、同じマンションの

ママ友のご主人が、、、、

 

 

 

 

舞香さんのその場の思いつきで

友子さんにホームパーティーを

呼びかけたその日、

誠も含めて作戦会議をした。

 

 

 

友子さん

「じゃあ、そろそろ私帰るね、、、

 明日のホームパーティーの

 買い出しとかしないと。」

 

 

 

 

舞香さん

「えっ、じゃあ私も一緒に行くよ。

 

 いやっ!っていうか明日は

 ピザとかのデリバリーにしない?

 

 買い出しとかしなくていいよ!

 明日それで、割り勘にしようよ。」

 

 

 

友子さん

「あぁ確かに、それがいいか…。

 いいの?」

 

 

 

舞香さん

「当たり前でしょ!!その方が

 子供達も喜ぶし。」

 

 

 

友子さん

「そうだね、確かに。

 

 それより私…今夜旦那との会話、、

 普通にできそうにないよ、、

 どんな顔して話せばいいんだろう、、

 

 普通に過ごさないといけないなんて

 どうしたらいいのか・・・

 

 こうやって不倫を見つけた人たちって

 一体次の日からどうやって

 一緒に暮らしてるの?」

 

 

 

 

舞香さん

「まぁ、、うちもしばらくは

 一緒に暮らしてたけど、

 

 ・・もういつもの顔には

 私は戻れなかったから、、」

 

 

 

「・・・・・・ごめん。」

 

 

 

誠がバツの悪そうな顔で俯く。

 

 

 

 

 

舞香さん

「それは、見つけ方とか

 その後の旦那の対応にも

 よるんだと思うよ。

 

 再構築している人なんて

 世の中いっぱいいるし

 

 それはサレた側の我慢の上に

 成り立っていることもあるし

 ある程度は、その時の痛みが

 和らぐ人もいるだろうし・・・

 

 本当に人それぞれだよ、、、」

 

 

 

友子さん

「そっか、、そうだよね、、、

 

 ・・・あぁ、、憂鬱だな。。

 とにかく一旦家に帰って

 片付けしたりして、

 あんまり話さないように、、、

 

 いや、それはそれで怪しいのか・・」

 

 

 

 

友子さんはそう言いながら、

同じマンションの違う階に戻って行った。

 

 

 

 

 

舞香さん

「・・・・・・・・・」

 

 

 

「・・・・・・・・・・・

 

 ごめん。」

 

 

 

 

久しぶりに、2人きりになった。

 

 

 

しかし前ほどの気まずさや

緊張感はない。

 

 

舞香さんはもう

色々な気持ちを乗り越え

誠に対する気持ちが

無関心に近づいていることに

自分でも気づいている。

 

 

もちろん怒りはあるけれど。

 

 

 

 

舞香さん

「謝るなら明日、

 絶対に上手くやってよ。

 

 上手くやるっていうのは

 色々バレないように

 聞き出したり証拠を集める

 ってことだけどね。」

 

 

 

誠「あぁ、わかった、、、」

 

 

 

舞香さん

「今日この後LINEが来ても

 絶対にボロ出さないでよ。

 

 もし、明日のホームパーティーの前に

 何か勘付かれたら

 あなたに全部責任とってもらうから。」

 

 

 

それはどんな責任なのか

全く何も思いつかないが

とにかく余計なことはしないで欲しい。

 

 

 

 

それから誠とはあえて

話し込んだりするようなことはせず

 

舞香さんは日菜ちゃんを迎えに行くと言って

誠を追い出す形で、一緒に部屋から出た。

 

 

 

 

 

※ 今日中に続きます。