登場人物
高崎 舞香さん…39歳 今回の主人公。
4歳の娘（日菜ちゃん）がいる。
相談相手は実のお姉さん。（春香さん）
現在夫とは別居しており、引っ越して
娘と二人暮らしを始めている。
現在パート勤めから正社員に。
高崎 誠……40歳 舞香さんの夫。
ある日突然、好きな人がいるから
離婚したいと舞香さんに告げる。
相手は同じ部署の（藤沢美波）という女性。
しかし、浮気相手は1人ではなかった。
美波は誠と付き合う前に、同じ会社の上司と
不倫関係にあり、奥さんの前で別れていた。
しかし、また水面下で始まって・・
友子さんはご主人が
別の不倫相手2人の他に
既婚者専用のアプリを使っているのを知り
身動きが取れなくなっていた。
舞香さん
「・・・ちょっと聞き方は
これから考えてみるけど
誠に確認してみる。
私もこのままじゃあ、
居ても立っても居られないから。」
友子さん
「ごめんね、ありがとう。」
舞香さん
「うぅん、謝りたいのはこっちだよ、、
うちが先に
声かけちゃったかもしれないし・・」
◆
電話を切って、舞香さんの胸に
ずしんと重たいものがのしかかる。
同じマンションに住む同士
家族ぐるみで出会っていたはずが
どうして父親同士、
一緒に合コンに行ったりするような
そんな仲になったのか
全く想像がつかない。
誠とはこの間会った時に
もうしばらくは会わない、
話すこともないと思っていたのに
まさかこんなに早いタイミングで
しかもこっちから
連絡しないといけなくなるなんて
思いもよらなかった。
舞香さんLINE
（今起きてる？）
色々考える前に、
先に勝手に、携帯を持つ手が
動いていた。
電話にするか会うか迷ったのは
10秒くらいだった。
手段はどうでもいいから
早く聞いてしまいたかった。
誠LINE
（起きてる、どうしたの？
なんかあった？！）
誠からの返信は早かった。
舞香さんLINE
（いや、聞きたいことがあるの。
今から電話出来る？）
誠LINE（もちろん出来る）
へぇ、今電話は取れるんだ。
一瞬でそんなことも考える。
すでに新しい女でもいたら
電話には出れなかっただろう、なんて。
舞香さんはすぐに電話をかけた。
誠電話
「もしもし、、どうした？」
舞香さん電話
「どうしてもすぐに
聞きたいことがあって。」
誠電話「うん」
舞香さん電話
「でも、このことは誰にも
話さないって約束して。
このことがあなたから漏れたって
それを知った時点で
今後の色んな条件変えるから。」
そんな事が出来るのかわからないが
一応釘を刺しておく。
誠電話
「え、、わかったけど、、何、、
怖いな、、、」
舞香さん電話
「・・・・あなた、、、
同じマンションの
友子さんのご主人と
仲良かったの？」
誠電話
「・・・・・・・・・え、、」
その質問をした途端に
誠が動揺する。
舞香さん電話
「え、じゃなくて、どうなの？」
誠電話
「・・・・・・・・・そうだね、
仲良かったね、、、」
前の誠なら、シラを切ったかもしれないが
この様子なら話すだろう。
舞香さんはそれを確信し
質問を続けることにした。
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