登場人物
高崎 舞香さん…39歳 今回の主人公。
4歳の娘（日菜ちゃん）がいる。
相談相手は実のお姉さん。（春香さん）
現在夫とは別居しており、引っ越して
娘と二人暮らしを始めている。
現在パート勤めから正社員に。
高崎 誠……40歳 舞香さんの夫。
ある日突然、好きな人がいるから
離婚したいと舞香さんに告げる。
相手は同じ部署の（藤沢美波）という女性。
しかし、浮気相手は1人ではなかった。
美波は誠と付き合う前に、同じ会社の上司と
不倫関係にあり、奥さんの前で別れていた。
しかし、また水面下で始まって・・
美波の姉はこれまでも、
どんなに妹のわがままに振り回されても
散々我慢してきた。
どんなに振り回されても
それでも尻拭いをしてきた。
それが、姉として生まれた自分の
運命であるかのように。
しかし舞香さんたちに出会ったことで
このままではいけない。
自分には、自分の人生があるのだと
やっと思うようにもなった。
だからこそ、我に返り始めたら
美波の発言のおかしさ
それを受け止めようとしていた
自分の危うさに気づく。
そこにきて、美波の発言。
美波の姉
「子供を産む意味がない？！
ふざけるな！！」
お姉さんは、
初めて美波に手をあげた。
美波
「はぁ？何急に、暴力？！」
バチーん。
今度は美波が、お姉さんに
平手打ちを返す。
美波の姉
「私はこんな痛みよりずっと
ずっとずっと痛かった！
美波のせいで、どれだけのことを
我慢してきたか知ってる？
・・まぁ、私はいいわよもう。
ある意味自分で決めて
やってきてしまったんだから。
でも、、意味がないなんて
言われて生まれてくる赤ちゃんって
どうなるの？！
この先赤ちゃんに
同じような思いをさせたら
その時は私、児相でも警察でも
どこにでもあなたを突き出すからね！」
お姉さんはもう、怒りか悲しみか
わからない感情で
涙がボロボロ溢れていた。
美波
「なんでまだ生まれてもないのに
警察とか児相って言葉が
出てくるのよ！」
美波の姉
「あなたならあり得るから！」
美波
「そう思うんだったら
手伝ってくれたらいいじゃない！」
美波の姉
「もう、、話にならない！」
と言いながらそれでも
話してしまうお姉さんの会話を
ヒアリングしただけでももどかしいが
ついにお姉さんは、
その場を離れた。
1分後には美波から
鬼のように電話が鳴っていたが
それでもお姉さんは
電話に出なかった。
◆
翌日。
舞香さんの携帯に
誠から電話が鳴る。
（誠いたのか。と思った方
久々すぎてすいません。）
舞香さんは、
LINEもブロックしていたので
しばらく無視していたが
ショートメッセージが入る。
誠
「ごめん、弁護士を通してって
言われるのわかってるけど
どうしても
話さなきゃいけないことができた。」
嫌な予感がする。
舞香さんは、ショートメールで
返信をした。
舞香さんメール
「どうしてもって、どういう話。
詳細じゃなくてもいいから
まずは簡単に書いて送って。」
誠メール
「・・・美波さんから
連絡が来て、その内容。」
あぁ。なるほどね。
舞香さんメール
「そのことなら、私は関係ない。
自分たちで、解決して。」
舞香さんはそれだけ書いて
返信した。
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