登場人物

 

高崎 舞香さん…39歳 今回の主人公。

4歳の娘(日菜ちゃん)がいる。

相談相手は実のお姉さん。(春香さん)

現在夫とは別居しており、引っ越して

娘と二人暮らしを始めている。

現在パート勤めから正社員に。

 

 高崎 誠……40歳 舞香さんの夫。

ある日突然、好きな人がいるから

離婚したいと舞香さんに告げる。

相手は同じ部署の(藤沢美波)という女性。

しかし、浮気相手は1人ではなかった。

 

美波は誠と付き合う前に、同じ会社の上司と

不倫関係にあり、奥さんの前で別れていた。

しかし、また水面下で始まって・・

 

 

 

 

美波の不倫相手上司の奥さんに
電話をかけたお姉さん。
 
 
不倫上司の奥さん
「話したいことって、、
 
 まさかまた・・・」
 
 
藤沢美波の姉電話
「……どうやらそのようです…」
 
 
 
不倫上司の奥さん
「・・そんな、、、」
 
 
 
藤沢美波の姉電話
「すいません、、、うちの妹が、、」
 
 
 
不倫上司の奥さん
「・・それで、まずは私は
 どうしたらいいですか。
 
 近いうちに話すなんて
 そんなの待てないので
 もう、今夜でもいいですよ。」
 
 
 
藤沢美波の姉電話
「えっ、そうですか。では
 お願いします。」
 
 
 
それから2人は
今夜の待ち合わせ場所を決め
舞香さんにも連絡が入った。
 
どうしても一緒に来て欲しいと頼まれ
舞香さんは日菜ちゃんを
自分の姉にお願いすることにした。
 
 
 
 
 
まさかこんな展開になるなんて
思いもよらなかった。
 
舞香さんは
まだ気持ちがついていかないまま
待ち合わせ場所に着く。
 
 
その待ち合わせ場所は
不倫上司の奥様に指定されたのだが
こんな話をするのに、
高そうなフレンチのお店を指定された。
 
 
舞香さん
「あの…個室とはいえ、
 なんでこんな場所で・・・」
 
 
先についていた藤沢美波の姉に
舞香さんは尋ねる。
 
 
 
藤沢美波の姉
「奥さんの、
 お知り合いのお店だそうです。
 私たちが話しているところは
 誰にも見られたくないし
 知られたくないからって言われました。
 
 さすがに、フレンチ食べながら
 話す気分にはなれないですよね…」
 
 
 
今の会社は、誠でもそれなりに
収入が高いので
その上司となるとさらに
稼ぎもいいのだろう。
 
 
 
程なくして、不倫上司の
奥さんがやってきた。
 
 
 
藤沢美波の姉
「あっ、お久しぶりです。」
 
 
 
不倫上司の奥さん
「お久しぶりです。」
 
 
 
舞香さん
「・・・初めまして・・
 高崎舞香と申します・・・」
 
 
 
舞香さんは、奥さんを見て驚いた。
話からしてちょっと
きついタイプの方を想像していたが
 
ふわっとしていて、
可愛らしい感じの方だったのだ。
(イラストみたいに笑ってはいませんが
 こういうイメージだそうです。)
 
 
 
藤沢美波の姉
「舞香さんと今回のお話との関係性は
 これから順を追って
 お話しさせてください。
 
 お電話ではお伝えしましたが
 ご主人とは面識はありません。」
 
 
 
不倫上司の奥さん
「わかりました。
 
 まずは、、、
 私がお店を指定してしまって
 申し訳ありません。
 
 急なことだったので咄嗟に
 個室で話が漏れなくてって考えたら
 ここしか思いつかなくて。」
 
 
 
藤沢美波の姉
「いえ、指定していただいたので
 話がすぐに決まって
 ありがたいですよ。」
 
 
 
不倫上司の奥さん
「でも、フレンチ食べる気分には
 なれないですよね。
 
 本当に、考え無しですいません。
 
 ここのシェフ、私の兄なんです。
 だから価格のことは気にせず
 まずはソフトドリンクでも
 軽いアルコールでも頼みませんか。」
 
 
 
身構えてきたのに、
とても話しやすい奥さんで
舞香さんはむしろ拍子抜けをした。
 
3人はソフトドリンクを頼み
美波のお姉さんが、話し始めた。
 
 
 
藤沢美波の姉
「それで・・いきなり本題ですが
 ・・・ここにいらっしゃる舞香さんは
 
 妹がご主人と別れた後に
 付き合っていた男性の・・奥さんです」
 
 
 
不倫上司の奥さん
「・・・・え、、、、」
 
 
 
奥さんはため息のような、
驚きの声を上げた。
 
 
 
 
 

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