登場人物

 

高崎 舞香さん…39歳 今回の主人公。

パート勤めをしており、

 

4歳の娘(日菜ちゃん)がいる。

相談相手は実のお姉さん。(春香さん)

 

 高崎 誠……40歳 舞香さんの夫。

ある日突然、好きな人がいるから

離婚したいと舞香さんに告げる。

相手は同じ部署の(藤沢美波)という女性。

 

アンナ…誠の4人目の不倫相手。

現在海外に住んでおり、子供が1人いる。

 

アンナの元夫(正木さん)…

誠とは共通の趣味の知り合いだった。

 

 

 

アンナはどういうわけかこれまでも

お金を持っている男性の匂いを

嗅ぎ分けるのが上手いのか

 

そのぶっ飛んだ言動でも

受け入れてくれる人に出会い

恋愛に発展している。

 

そのため

自分を甘やかしてくれる人を選んでは

好き勝手してきたのだろう。

 

 

 

けれど今

アンナが一番恐れていることは

誠よりも以前から付き合っている男と

別れなければいけないこと。

 

 

 

 

元ご主人はそのことをよく知っているし
アンナの性格もわかっている。
 
 
 
元夫さん
「元妻だからってことで
 相当手加減してやってたのに
 俺を本気にさせたのは
 お前自身だからな。」
 
 
 
アンナ
「…何よ、、私のこと脅すの?」
 
 
 
元夫さん
「俺に7000万円とか、
 5000万円とか
 そんな発言をしておいて 
 よくそんなことが言えるな。
 
 子供の親権と引き換えに
 そんな金額をふっかけてくることも
 脅しじゃないのか?」
 
 
 
アンナ
「違う、私は交渉してるのよ。
 
 だいたい卑怯じゃない。
 あなたは弁護士を入れずに
 私と話し合いたいんじゃないの?
 なんでこの人を連れてくるの?」
 
 
 
アンナの顔が、
どんどん引き攣ってきた。
 
 
 
 
元夫さん
「まだ、この人は弁護士として
 法律的な話はしてないじゃないか。
 
 お前の言動がいつもコロコロ変わるから
 証言者が欲しかっただけだ。
 
 それよりお前が
 長年付き合ってる男のことだが
 奥さんにバレたくない理由
 お前がそいつと別れたくないってこと以外に
 色々あるんだな。」
 
 
 
 
ご主人はあえて、
ふくみを持たせながら伝える。
 
 
 
 
アンナ
「何、どこまで調べたの!?」
 
 
 
元夫さん
「だから、俺をナメるなって言ったよな。
 
 奥さんの実家、相当な資産家だもんな。
 お前も不倫相手も
 バレたらどうなるんだろうな。」
 
 
 
 
アンナ
「・・・・・・」
 
 
 
 
元夫さん
「自分が今までやってきたこと
 胸に手を当てて考えろ。」
 
 
 
 
アンナ
「・・・じゃあ何、私は
 あなたに慰謝料も払って
 親権もそのまますんなり渡す、って
 
 そうしないといけないってこと?」
 
 
 
 
・・当たり前だと思うんだけど。
 
 
 
そう思うのって、
こっちがおかしいですか?
  
 
 
 
 
元夫さん
「悪いけど、それだけで
 済まされると思うな。」
 
 
 
 
元夫さんは、慰謝料と親権だけで
許すつもりなどなかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

補足です。

 

※ 前回のコメントの中に

 アンナが不倫を認めて慰謝料を払う

 という件は端折られているのか

 というご質問をいただいていましたので 

 私からの回答をさせてください。

 

 

 確かにアンナが慰謝料は払う

 というやりとりを過去には書いていませんが

 

 すでに元ご主人がアンナに

 不倫の事実を突きつけて 

 誠やその他の男の存在も知っていることを

 伝えていたため

 

 アンナはこの後色々考えた結果 

 今回の話し合いの際に、

 親権を譲ることと引き換えに

 慰謝料は払う!と咄嗟に口に出したのだと

 私は解釈しています。

 

 またご主人がこの場で

(慰謝料を払うのは当たり前だ)

 という言い方をしているあたり

 ご主人もここで初めて

 アンナが慰謝料を払う意思を

 聞いたのだとは思いますけど

 

 この場ではアンナが

 慰謝料を払うということより

 5000万円の話が

 メインテーマになっているので

 一旦軽く流すという流れかなと思います。

 

 でも、不思議に思われるお気持ち

 率直に書いていただいてありがとうございます。

 

 私はもう、

 アンナの思考がメチャクチャであることを

 すんなり受け入れてしまっている

 部分もあるので

 疑問はいつでもご質問くださいませニコニコ