登場人物

 

高崎 舞香さん…39歳 今回の主人公。

パート勤めをしており、

 

4歳の娘(日菜ちゃん)がいる。

相談相手は実のお姉さん。(春香さん)

 

 高崎 誠……40歳 舞香さんの夫。

ある日突然、好きな人がいるから

離婚したいと舞香さんに告げる。

相手は同じ部署の(藤沢美波)という女性。

 

 

 

 

社長は誠に、

美波のメールの内容について

詳しく聞き始めたが

 

これは美波も呼ばないと

解決しないと思ったのだろう。

 

すぐに女上司が美波の部署に内線をして

呼び出すことにした。

 

 

コンコン
 
 
 
藤沢美波
「失礼します・・藤沢です。」
 
 
 
強張った表情で入ってきた美波が
誠を見つけて、驚いた表情を見せる。
 
 
 
社長
「まぁここに座ってくれ。」
 
 
 
藤沢美波「はい、、、」
 
 
 
社長
「今日、会社のパソコンで
 一部の部署に一斉送信で
 メールを送ったのは君だね。」
 
 
 
美波
「・・・・・はい。」
 
 
 
社長
「社用メールで一斉に
 プライベートのことを送るなんて
 一体どういうつもりなんだ?」
 
 
 
 
まず社長が怒りたいのは、
そこになりますよね。
 
 
 
 
美波
「それは、、申し訳ございません。
 
 でも社長、、、
 とにかくこうでもしないと
 この人がもう、、
 色々理解出来ないって
 思ってしまったので・・・」
 
 
 
え。
 
 
(でも社長)って、、社長にも
わかってもらおうとしてる?
 
 
 
 
社長
「色々理解出来ないとは?
 君は一体何を言ってるんだ?
 
 2回目を言うが、会社の
 社用メールだぞ。
 プライベートの君らの揉め事を
 どうして社内に 
 広める必要があったんだ?
 
 わたしの会社を一体
 なんだと思ってるんだ!」
 
 
 
 
 
美波
「・・申し訳ございません、、」
 
 
 
女性上司
「社長のおっしゃる通りですよ!
 
 あなたの気持ちを抑えるために
 なんで会社を
 巻き込む必要があるわけ?
 
 結婚詐欺でもなんでも
 そんなものは当人同士で
 話し合うしかないでしょう!
 
 自分がどんなバカなことをしてるか
 わかってるんですか?」
 
 
 
美波
「・・・・・わかってますけど・・
 どうして私が、、、
 
 悪いのは騙した 
 この人じゃないですか?
 話し合っても埒があかない場合は
 どうしたらいいんですか、、」
 
 
 
「・・・・・・」
 
 
 
社長
「そんなことを会社で
 上司に問うことなのか?
 
 確かに君の気持ちが傷ついたなら
 彼も相当悪いと思う。
 
 でも、君らはこうしている時間も
 給料が発生してるんだぞ。
 君らのメールを読んだ社員が
 全員数分でも手を止めたとしたら
 噂話で盛り上がってたら
  
 合計で何時分の損失になると
 思ってるんだ!
 あまりにも幼稚すぎるだろう!」
 
 
 
「申し訳ございません、、
 社長のおっしゃる通りです。
 
 会社を巻き込んでしまって・・・
 どうお詫びをしたらいいか
 わかりませんが・・
 
 2人で話し合いますので・・」
 
 
 
 
社長
「こんなことになって
 2人で話し合って
 解決するわけないだろう。
 
 ここで話しなさい。」
 
 
 
「えっ。ここでですか。」
 
 
 
社長
「これ以上会社で好き勝手されても
 こちらも困るんだよ。」
 
 
 
社長は2人を辞めさせるつもりは
ないのだろうか。
 
もちろん今の時代ちょっとやそっとで
クビにすることは難しいが
これはちょっとやそっとのことでは
ないと思うのだが。
 
 
 
「あの、、僕は何度も言ってますが
 彼女とは別れたいんです・・
 
 妻と離婚するしないは関係なく
 ここ最近の彼女の言動を聞いて
 一緒に過ごせるとは
 到底思えないことが多くて・・・」
 
 
 
美波
「それが身勝手だって思うんです。
 
 どう思われますか?
 結婚しようって約束しておいて
 奥さんに色々バレたら
 破談にしたんですよ!
 
 それに他の女性とも
 付き合ってたんですよ!!」
 
 
 
社長
「・・そもそもそんな男に君は
 どうしてまだ執着してるんだ?」
 
 
 
社長がごもっともなツッコミをした。
 
 
 
 
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