登場人物
高崎 舞香さん…39歳 今回の主人公。
パート勤めをしており、
4歳の娘（日菜ちゃん）がいる。
相談相手は実のお姉さん。（春香さん）
高崎 誠……40歳 舞香さんの夫。
ある日突然、好きな人がいるから
離婚したいと舞香さんに告げる。
相手は同じ部署の（藤沢美波）という女性。
アンナ…現在香港に住むシングルマザー
元夫（正木）と誠は野球観戦友達。
元夫はメディアにも少し顔を出したりする
業界では有名人。
しかしアンナキッズは、元夫との子供ではなく
それを元夫は知らない。
キッズは誠のことを「パパちゃん」と呼ぶ。
小池・・・元夫（正木）さんの旧友で
ビジネスパートナーでもある。しかし過去には
アンナと不倫していた可能性が・・・？
誠はどうやら舞香さんに
アンナの元夫さんよりも先に
連絡をしたようだ。
舞香さんがすぐに、誠からのLINEを
元夫さんに送ると
アンナの元夫さんLINE
「まぁ、奥さんに自分の頑張りを
アピールしたかったんでしょうね。
それじゃあ・・この後の電話、
グループ通話にして
奥さんも一緒に聞きます？
彼は奥さんが聞いていた方が
張り切って話すかもしれません。」
舞香さんは承諾した。
◆
誠とグループ通話の時間になったのは
日菜ちゃんが寝た後だった。
別に、日菜ちゃんが寝るのを
待っていたわけじゃなくて
誠の帰りが遅かっただけだ。
誠電話
「あの、遅くなりました。
お待たせしました。
舞香も・・・ごめん。」
舞香さん電話
「私のことはいいから、
元夫さんとちゃんと話して。」
誠電話
「あぁ、わかった。
あの、、正木さん・・今日
ちゃんと証拠は取れました。
あとは、色々聞き出しました。」
アンナの元夫さん電話
「そこは協力ありがとう。」
いや、ありがとうじゃないです。
そもそもあなたの奥さんとこの人
不倫してたんだから。
アンナの元夫さん電話
「それで、今日2人で
どんなことを話したのか
教えて欲しい。」
誠電話
「わかりました。じゃあ時系列で…
最初は、仕事のことでした。」
その詳細は、
あまり関係ない話なので割愛。
誠電話
「そんなわけで、今の仕事
あまり軌道に乗ってないそうです。」
アンナの元夫さん電話
「だろうな。自分の色恋のためだけに
毎週のように子連れで帰国して
普段も男との連絡ばっかり
気にしてるんだろうから、
仕事に対する熱意なんか
元々あるわけない。
あいつはビジネスを舐めてる。」
誠電話
「まぁ、僕は仕事のことは
とやかく言える立場じゃないので
ひとまず話を聞いてただけですが
その中で（あっちに住んでても
つまんないから、
戻ってこようかなー）って
言ったんですね。」
アンナの元夫さん電話
「日本に？」
誠電話
「はい、でも
（戻ってきてどうするの？）
って聞いたら
（それはマコちゃんが
サポートしてよー。
なんなら結婚する？うちの子も
懐いてるみたいだしさ！）
って言われました。」
舞香さん・元夫さん
「・・・・・・・」
誠電話
「もちろん、そんなのできる訳ない
って言いました。
でも（結局こうして会ってるんだから
2人で住んじゃった方が早いじゃん。）
