スピ子さん
「うぅ、、うぅぅ、、
海ちゃん、ごめんなさい、、
ごめんなさい、、」
スピ子さんが泣き崩れて
海ちゃんが困った顔をしていた。
海ちゃん
「……スピ子さん、、色々ね
事情があったのはわかるけど
これはないよ・・・」
海ちゃんの言葉は、意外だった。
海ちゃんなら、こんなことがあった後でも
もうこんなことはしないでねと
丸く収めてしまうと思っていた。
しかし
スピ子さん
「ごめんなさい・・」
海ちゃん
「ごめんなさいって、、
スピ子さんの涙は、どういう意味?」
スピ子さん
「どういうって・・・」
海ちゃん
「もうこれで、その石の先生とは
連絡を断つことできるの?
今泣いてるのって、
私に対して申し訳ないって
その気持ちなんだろうけど
本当にさっきのパンダの話が
心に響いたとか、私だけじゃなくて
これまでに声をかけてきた人に
申し訳ないって思ってるなら
もう、そんな石や先生との関わりは
辞めるって思うはずなんだよ。」
スピ子さん
「それは・・・・」
海ちゃん
「すぐには決められない?
まぁね、信じることは自由だから・・・
私に、やめろと言う権利は
ないかもしれないよ。
だけど、、困っている人や辛い人に
そんな高額なものを勧めるなんてさ
洗脳されてるとはいえ
やっぱりスピ子さん酷いよ・・・
私、スピ子さんが言うことだから
信用しそうになってたし
何よりそれ以上に、
何かにすがりたかった。
苦しかったから。」
スピ子さん
「それは、、本当にごめんなさい。」
海ちゃん
「私は、、ママ友も失うの?」
スピ子さん
「そんなことない!
私はこれからもっ」
海ちゃん
「これからもって思うなら
ちゃんとその先生と切って
それから連絡して欲しい。
そうしないとこれからスピ子さん
本当に友達を失うんだよ。
それを失ってでも、その先生や
石のことが大切なら
そうしたらいいと思う。
だけど、、私は、ごめん、、
スピ子さん、もう電話切るね。」
スピ子さん
「海ちゃん、、、また
絶対に連絡するから・・」
海ちゃん
「・・私はまだ、パンダと話すから
一旦スピ子さんが先に
抜けてくれるかな。」
スピ子さん
「わかった、、、」
こうして、スピ子さんが画面から
完全に退出した。
◆
海ちゃん
「・・・・パンダ、、ごめんね。
こんなことに付き合わせて、、
私、、ほんとだめだね・・・
もう途中から完全に
自分があの石買おうとしたこと
おかしいってわかった・・・」
私
「まぁ、途中からわかってたんなら
海ちゃんはまだ
洗脳前だったってことで良かった。
最後、スピ子さんに言ったこと
あれ、わざとでしょ?
洗脳から抜け出させるために
わざと許さなかったんでしょ?」
海ちゃん
「うん、バレた?
だってあそこまで言わないと
簡単に許しちゃったら
スピ子さん完全にこの先
その石の先生に気持ちもお金も
持っていかれちゃうと思う・・
スピ子さんさ、、、
本当にいい人だったから・・・
ちゃんとこっちの世界に
戻ってきて欲しい・・」
そんなわけで海ちゃんは
ちゃんとこっちの世界に
戻ってきました。
あれから約1週間。
スピ子さんからはまだ
海ちゃんに連絡がないそうです。
連絡があったらまた、
書かせていただくと思いますが
今回は200件ものコメントで
海ちゃんをこっちに戻してくださって
ありがとうございます。
今回は海ちゃんが、皆さんからの
コメントを先に読めていたことが
大きな力となりました。
ほんっとうに
ありがとうございました!!
またもう少し、今のお話が進んだら
海ちゃんからのメッセージも
掲載させていただきますので
よろしくお願いいたします!
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