自分語りをする人。

 

 

やはりみなさま、お好きではない様子。

 

 

そうですよね、何か相手に伝えたり

知ってもらいたいものがある場合

自分語りは逆効果ですよね。

 

 

そんなスピ子さんに、私は過去に

5000円くらいのパワーストーンを買って

効果については

ふわっとしていたことを答えた時のこと。

 

 

 

スピ子さん

「パンダさん、それは多分

 パンダさんに合った石に

 出会ってないんだと思うんですよ。」

 

 

 

「まぁ、そうなのかもしれませんねー。

 石も出会いですよねー。」

 

 

 

スピ子さん

「パンダさんは、

 出会いを待つタイプですか?

 自分から行くタイプですか?」

 

 

 

 

「・・・・・・・・

 

 相手からくるタイプです。真顔

 (ドヤ)

 

 

 

 

 

スピ子さんが一瞬驚いた顔をして

 

 

 

 

 

スピ子さん

「なるほどー、じゃあパンダさんは

 引き寄せのタイプなんですね!」

 

 

 

 

 

「そうなんですかねぇ。

 とにかくグイグイは行かないですし

 

 こなければ自分で行かないので

 待つこともないかもしれません。」

 

 

 

いや本当は、そんなこともないけれど

なんかドヤってしまったナ。

 

 

 

スピ子さん

「じゃあ、パンダさんみたいな

 強いタイプの方は

 私では役不足かもしれないので

 先生を紹介したいです!」

 

 

 

お?

 

 

ボス?

 

 

 

やっぱり、スピ子さんは

自分だけでやっているわけではないのね。

 

 

 

「先生って、石の先生が

 いらっしゃるんですか?」

 

 

 

スピ子さん

「そうなんですよ。その方がすごくて

 その時自分に必要な石を

 ピッタリと合わせてくださるんです。」

 

 

 

「なるほど、じゃあスピ子さんも

 その石を持ってるんですか?」

 

 

 

スピ子さん

「もちろんですよ!」

 

 

 

「その石に出会ってから

 何か変化がありました?」

 

 

 

スピ子さん

「はい、まず心が解放されました!

 

 今までは私ってなんでも

 クヨクヨ悩んでばかりで

 塞ぎ込むことも多かったんですけど

 

 先生に出会って、石との巡り合いで

 ⚪︎◆エネルギーと◉×◼️・・・」

 

 

 

あ、後半なんて言っているのか

わからないな。

 

 

 

 

スピ子さん

「あとは、何にでも

 感謝できるようになったり

 

 体調不良も減りました。」

 

 

 

「それはいいことですよねぇ。」

 

 

 

スピ子さん

「パンダさんは今、

 何か願いはありますか?」

 

 

 

「うーん、改めてそう聞かれると

 わからないですねー。」

 

 

スピ子さん

「なるほど、欲がないタイプの方ですね。

 そういう方には尚更

 幸せになっていただきたいです!

 とっても素敵です!」

 

 

 

何を言っても打ち返せるように

なっているのだな。

 

 

 

「そういうパワーストーンって

 石の種類によって値段が違うんですか?

 大きさとか。」

 

 

 

スピ子さん

「そうですね、やっぱり品質というか

 その石に宿っているパワーでしょうか。」

 

 

 

「でも、パワーストーンって

 価格と効果は

 比例しないって言いますよね。」

 

 

 

スピ子さん

「その通りなんです、よくご存知ですね。」

 

 

 

「値段って、あってないようなものですか?」

 

 

 

スピ子さん

「いえ、ある程度相場は決まってます。」

 

 

 

 

ほー。

 

 

 

「なるほど。だけど本当にすごい先生なら

 価格は高くなくても

 自分に合う石を見つけてくれそうですね。

 

 身の丈に合わない石って

 ご利益吸い込まれそうですもんね。」

 

 

 

 

スピ子さん

「うーん、でも、

 

 そこはちょっと違って・・」

 

 

 

 

 

スピ子さんの顔色が急に

ちょっとだけ曇った。

 

嫌な顔をしたというよりは

困ったような表情だ。

 

 

 

スピ子さん

「その先生に見てもらうっていうのが

 そもそもすごいことなんですね。

 

 だから、もうそれがすでに

 ご利益っていうか・・」

 

 

 

 

海ちゃん

「??ということは、石だけの

 値段ではないってこと?」

 

 

 

 

その時、海ちゃんが言葉を挟んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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