登場人物
高崎 舞香さん…39歳 今回の主人公。
パート勤めをしており、
4歳の娘(日菜ちゃん)がいる。
相談相手は実のお姉さん。(春香さん)
高崎 誠……40歳 舞香さんの夫。
ある日突然、好きな人がいるから
離婚したいと舞香さんに告げる。
相手は同じ部署の(藤沢美波)という女性。
アンナ…現在香港に住むシングルマザー
元夫と誠は野球観戦友達。
元夫はメディアにも少し顔を出したりする
業界では有名人。
しかしアンナキッズは、元夫との子供ではなく
それを元夫は知らない。
キッズは誠のことを「パパちゃん」と呼ぶ。
鈴木紗栄子…土曜日の夕方、舞香さんたちの家に
突然やってきて色々暴露を始める。
皆とLINE電話が繋がっている間
私は、配信系のベンチャー企業に
勤める後輩と
LINEで連絡を取り合っていた。
その時間に話が進んだのは
後輩が、
ビジネス関連の配信をしている
先輩に聞いてみる、というところまで。
配信界隈は同じジャンルなら
結構繋がっていると聞いていたので
もしかしたらを期待したのだ。
舞香さんたちと通話をしていた時は
私電話
「もしかしたら、
元夫さんに繋がる道が少しだけ
開けるかもしれないです。」
舞香さん姉電話
「もしそれが実現したら
もうそれは、必ず会いにいけっていう
神様のお告げみたいなもんですよね。」
私電話
「私もそう思ってます。」
舞香さん電話
「でももし繋がらなかった場合は・・」
私電話
「繋がらない方が普通なので、
悪い風に考えないでください。」
舞香さん電話
「確かに、そうですね。」
また、そんな話をしながら
15分くらい経過して
テレビ電話は終了していた。
だから後輩から、
良い知らせが届いたのは
この通話中ではなくて
もっと遅い時間になってからだった。
◆
後輩LINE
「パンダさん、まだ起きてますか?」
私LINE
「うん、起きてるよ。もしかして
何か進展があった?」
後輩LINE
「はい、やっぱりビジネス系の
配信をしている部署の先輩
その人(アンナの元夫)に
案件の依頼をしたことがあるそうで
連絡先わかるらしいです。」
私LINE
「えっ、ほんとっ?!」
後輩LINE
「はい、でもその先輩も
仕事の依頼をしている関係性
っていうだけで、別に友達とか
そういう間柄じゃないんですけど
連絡して欲しいって直接伝えられるので
InstagramとかでDMするよりは
確実だと思います!」
私LINE
「それは助かります。」
後輩LINE
「今日はもう遅いので、
明日連絡してもらおうと思ってますが
誰の連絡先を伝えたらいいですか?」
私LINE
「それは、後から連絡する。
本当にありがとう。
職場の人に、、こんな
個人的なお願いしてしまって
ごめんね・・・」
後輩LINE
「いえ、そこは信頼してるので!!」
そう言ってもらえて、
ありがたかった。
その日の夜に、
舞香さんに連絡をしたかったが
さすがに今日は色々あって
きっと頭も体も疲れただろう。
もし起きていたとしたら
そこからまたラリーが始まって
眠れなくなるので
私は翌日の朝に、グループラインで
今回の件を連絡した。
そして翌朝、7時に連絡したのだが
舞香さんとお姉さんからは
すぐに返信が来た。
舞香さんの姉LINE
「パンダさん、すごい!
繋がるなんて奇跡です!!
もちろん、舞香の連絡先を
先方に伝えてください!!」
舞香さんLINE
「パンダさん、ありがとうございます。
すっごく嬉しいです・・・
でも、緊張しますね。
相手から連絡が来たら、、
なんて返せば・・・」
私は、後輩に送ったメールを
そのまま舞香さんに送信してみせた。
私LINE
「ひとまず、舞香さんの連絡先を
後輩の会社の方に
お渡しする流れにするので
もし、元ご主人から返信が来たら
まずは簡潔に話したいことを
送ったらいいと思いますよ。」
と、それが一番難しいわけですが。
そして
その日の午後早くに
舞香さんに、アンナの元ご主人から
連絡が来た。
※ 今夜中に
この続きをもう1話アップします。
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