登場人物
高崎 舞香さん…39歳 今回の主人公。
パート勤めをしており、
4歳の娘（日菜ちゃん）がいる。
相談相手は実のお姉さん。（春香さん）
高崎 誠……40歳 舞香さんの夫。
ある日突然、好きな人がいるから
離婚したいと舞香さんに告げる。
相手は同じ部署の（藤沢美波）という女性。
アンナ…現在香港に住むシングルマザー
元夫と誠は野球観戦友達。
元夫はメディアにも少し顔を出したりする
業界では有名人。
しかしアンナキッズは、元夫との子供ではなく
それを元夫は知らない。
キッズは誠のことを「パパちゃん」と呼ぶ。
鈴木紗栄子…土曜日の夕方、舞香さんたちの家に
突然やってきて色々暴露を始める。
都内の高級ホテルに入る
誠とアンナの写真。
舞香さんは自分の心が
どんどん冷えていくのを感じる。
だけどもう、やり直すつもりなどないのに
こんなに辛いのは何故だろうと思う。
舞香さんの姉
「舞香が一人で子育て頑張ってる時に
この男は
外でデートして美味しいもの食べて
高級ホテルに入って・・・
こいつら二人ともに、罰を与えたくなる。」
紗栄子電話
「・・・・・・」
紗栄子はずっと、目ですいませんと
訴え続けているが
ここではあまり、舞香さんもお姉さんも
紗栄子が誠の不倫相手であることを
忘れているかのようだ。
紗栄子電話
「それで、探偵の方がおっしゃるには
こういうホテルに入る時って
本当は部屋に入るところまでを
写真におさめた方がいいんですって。」
舞香さん電話
「そうなんですか？だけどもう、
入り口入った時点で
明らかじゃないですか。」
紗栄子電話
「ラブホテルとかならそうなんですけど
ここまでのホテルだと、
食事するだけとか、打ち合わせとか
バーに入ったとかなんでも
言い訳が出来ちゃうんですよ。
だから裁判とかになったら
不定の証拠として弱いとかなんとか…」
舞香さん電話
「元ご主人にとってはそんなの
関係ないですよね。」
紗栄子電話
「まぁ、、そうなんですが…
だからひとまず探偵の方は、
エレベーターのところまでは
行ってくれました。
こういうホテルってカードキーで
エレベーターかざすので
中まで乗り込んだら
怪しまれるかもしれないとのことで
さすがに部屋の前までは
いけなかったみたいです。」
舞香さんの姉
「そりゃあ、部屋の前まで行けたとしても
部屋に入る写真までは
撮影出来ないでしょうしね。」
そんなわけで、６枚目の写真は
2人が手を繋いで
エレベーターに乗る場面。
紗栄子電話
「この後は、何時に出てくるのか
全く検討つかなかったので
こちらも費用面で断念して
探偵の方には解散していただきました。」
それからここまでの写真を振り返りながら
10分近く話していたら
さっき、ただ呼びかけるだけの
メッセージを送った後輩から
後輩LINE
「パンダさーん、どうしました？」
返信がきた。
私は電話
「ちょっと後輩から連絡が来たので
一旦私はLINEに集中しますね！」
そういって後輩とチャットのような
ラリーを繰り返す。
不倫だなんだのややこしい話は
もちろん伏せたままで、
アンナの元夫の名前を出して
なんとか一回話がしたいと伝える。
すると
後輩LINE
「私はその方と
配信のカテゴリーが違うので
ちょっとお名前聞いても
わからなかったですけど
ビジネス関連の配信を担当してる
先輩に聞いてみますよ。」
と、半歩進んだ返信がきた。
私LINE
「ありがとう。助かる。」
後輩LINE
「でもなんで繋げたいの？って聞かれたら
なんて言って貰えばいいですか？」
……なんて言って貰えばよいか…
うーん、下手なことして
元夫が先に、アンナに確認したら嫌だな…
お子さん関連のことです。
奥さんにはご相談出来ないので
先に聞いてもらいたいって、、
いや、それを他人に伝聞してもらうって
危ないかな、、、
私LINE
「人伝にはいいにくい内容で
ご主人に関わりのあることで
困っている人がいる。
くらいかな、話せるのは…
もっと具体的に言ってほしい
ってことだったらそれはまた
その時に説明するって伝えてくれる？
とにかく、すごく困ってる人がいるの…」
後輩LINE
「わかりました！すぐに聞いてみます！」
そして
奇跡が起きた。
後輩は、配信関連の会社に勤めているが
なんとこの後輩の会社の上司が
元夫さんと繋がっていた。
ここからまた、一気に動き出す。
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