チビうさちゃんとのことを

しっかりと先生に自分の言葉で

お話しできたらしいチビぱんだ。

 

それを聞いた先生は、

すぐにチビうさちゃんに

娘の名前は出さず、ヒアリングを

してくれたそうです。

 

 

 

先生②

「すると最初はチビうさちゃん

 ちょっと困惑していた様子でした。

 

 でも少し考えてから

(・・独り言で、ちょっと嫌な言葉

 言っちゃったかもしれない・・)

 

 と、呟いたんです。」

 

 

 

「独り言?」

 

 

 

先生②

「はい、パンちゃんからも

 ヒアリングの際に

 

(もしかしたら私に直接

 言った言葉じゃなかったのかもしれない)

 

 とは聞いていたので

 もう少し詳しく聞いてみたんですけど

 チビうさちゃんその後

 一生懸命その時の状況を考え始めて

 

 でも、えっとね、えっとね・・って

 ちょっと言葉に詰まってたんですね。」

 

 

 

「はい、そうですね。

 急に聞かれて、驚きましたよね。」

 

 

 

先生②

「そうだったかもしれません、、

 

 でもその時ちょうど

 チビうさちゃんのお母様が

 お迎えに来られたタイミングで

 

 私たちが話し込んでいた時だったので

 もうそのままお母様にも

 パンちゃんのお名前を伏せたまま

 一通りのことをお伝えしたんですね。」

 

 

 

「なっ、なるほど・・・

 

 お母さんにもすでにお話を…」

 

 

 

 

先生①

「そうなんです、そしたらお母様が

 すごく丁寧にヒアリングしてくれて

 そしたらチビうさちゃんもゆっくりと

 状況を話してくれたんですね。

 

 それでその内容が

 

 

 パンちゃんにその言葉を言ってしまう

 それよりももう少し前に、

 チビうさちゃんはお部屋で

 違う男の子と遊んでいたそうなんですが

 

 そこで小競り合いになって

 その男の子に

 お洋服を引っ張られたそうです。

 

 それですごく腹が立ったんだけれど

 その男の子には直接それを言えなくて

 それで席に戻って座った時

 

 パンちゃん以外にも他に3人の

 お友達がいるその席で

【消えて欲しい】って呟いたと。」

 

 

 

「なるほど・・・」

 

 

 

先生①

「もしかしたら、

 それを聞かれたのかな・・・

 

 って、すごく気にしてたので

 

 そしたらチビうさちゃんのお母様が

 

(聞かれたとか、そういうことじゃなくて

 そういう言葉や表現自体

 口にしたらダメなんだよ!

 

 そんなことを聞いたら

 人はすごく傷ついてしまうし

 悲しいんだよ!!)

 

 というようなことを

 かなりしっかりその場で

 話してくださってたんですね。」

 

 

 

「そうだったんですか。」

 

 

 

先生①

「はい、それでチビうさちゃんのお母様が

 もし可能なら、

 そのお友達が誰か名前を教えて欲しい

  

 ちゃんと子供と一緒に謝りたいし

 (消えて欲しいなんて)そんなこと

 絶対に思ってないよっていうことを

 ちゃんと伝えないといけない。

 

 そのお母さんにも直接ちゃんと

 謝罪をさせてもらいたい。

 

 

 っておっしゃったんです。」

 

 

 

「えっ、そんな直接謝罪なんて

 いいですいいですっ。」

 

 

 

先生①

「でもチビうさちゃんは、

 その言葉を発した時に

 その席にいたお友達は3人いたと

 わかっているので、

 

 どちらにしてもその全員に

 ちゃんと謝りたかったみたいなんです。」

 

 

 

 

次でこのお話は終わります。

 

 

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