登場人物
高崎 舞香さん…39歳 今回の主人公。
パート勤めをしており、
4歳の娘(日菜ちゃん)がいる。
相談相手は実のお姉さん。(春香さん)
高崎 誠……40歳 舞香さんの夫。
ある日突然、好きな人がいるから
離婚したいと舞香さんに告げる。
相手は同じ部署の(藤沢美波)という女性。
鈴木紗栄子…土曜日の夕方、舞香さんたちの家に
突然やってきて色々暴露を始める。
児島ユリ…23歳。紗栄子の突撃で
誠との関係が判明した。
実家暮らし。その母親が強烈だが
誠はユリに100万円借りている?
前回の記事に、1000を超えるポチ。
いいねではなくて、
そう思う、のポチをたくさん
有難うございます。
◆
可愛い娘の寝顔を見つめ
重たい気持ちと戦いながら
舞香さんはやっとの思いで立ち上がり
リビングに向かった。
のに
誠が、コーヒー臭い
ソファーの端っこの方で
口を開けて寝ている。
あぁ、今ここで発狂したい。
今すぐ出て行けと殴り飛ばしたい。
隣で日菜ちゃんが寝ていなかったら
多分そうしたかもしれない。
舞香さんはなんとか気持ちを落ち着けて
お手洗いに籠り
お姉さんに電話をかける。
舞香さんの姉電話
「・・・・・・・」
お姉さんは多分これから
話し合いが始まるのだと思ったのだろう。
電話越しに、黙っている。
舞香さん電話
「お姉ちゃん、ちがうの。
今お手洗いの中。話していいから。」
舞香さんの姉電話
「へっ?どういうこと?
話し合い始まってないの?」
舞香さん電話
「さっき日菜が寝たところで
リビングに出たら
ソファーで口開けて寝てた。」
舞香さんの姉電話
「はぁ?寝てる?」
舞香さん電話
「うん。もう、、
腹が立って腹が立って・・
怒りでどうにかなりそう!
今すぐ叩き起こしたかったけど
そしたらもう自分でも
コントロールつかなくなりそうで
それで、お姉ちゃんに電話した。」
舞香さんの姉電話
「最っっっ低だな!!
マジで今すぐ別れてほしい!!
出て行って欲しい!!
舞香、お義母さんにLINEの
テレビ電話繋げな。
それで、誠の寝顔映しながら
起こしたらいい。そしたら一応
飛び起きるだろうから。」
舞香さん電話
「でも、お義母さんに繋げても
お義母さんは庇うだけでしょ。
それならまだ、
うちの母さんに電話したほうが・・」
舞香さんの姉電話
「いや、、、なんかそれじゃあ
ダメな気がする。
近いうちに両家で会ったりするのも
いいとは思うけど
今はうちの母さんより
お義母さんだと思う。」
舞香さん電話
「・・・・なんかわかんないけど、
多分今は私より
お姉ちゃんの方が冷静に
判断出来てるだろうから・・
わかった、、でも
なんて話せばいい?」
舞香さんの姉電話
「もうここは、舞香の心のまま
流れるだけ。
だけど二人で話し合うのが
無理だっていうことだけは明白でしょ。
あいつ舞香のこと
ホントバカにしてるから。」
舞香さんは怒りと涙を堪えて
お姉さんとの電話を切る。
なんで自分がこんなこと・・・
そう思いながら、
お義母さんに電話をかける。
冷静に冷静にと思いながら
頭は怒りで溢れているので
お手洗いの中からLINEビデオ通話の
ボタンを押す。
結構長く鳴らしているが、なかなか出ない。
舞香さん
(お義母さんも寝たのかな・・・)
諦めて、電話を切ろうとしたその時。
誠の母ビデオ通話
「あれっ、舞香さん。あれっ
これビデオ通話になってる?
私、ボタン押す場所間違えたかしら!」
なんだかバタバタした雰囲気で
お義母さんが電話に出る。
ただ、
画面は真っ暗。
舞香さんビデオ通話
「あっすいません。間違えてないです!
私がビデオ通話でかけたんです!
でも、もうお休みだったんですね。
すいません。」
寝室にいて、真っ暗なんだと思った。
しかし
誠の母ビデオ通話
「待って、もうすぐつくから!!」
ん?
舞香さんビデオ通話
「・・・え?もうすぐ、、
ですか??」
また、訳のわからないことになりそうだ。
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