ある日チビぱんだに

 

 

 

チビぱんだ

「ねぇママ、(しっと)

 ってしたことある?

 

 

 

と聞かれて、なんだかドキっ。真顔

 

 

 

 

「え。し、嫉妬?どうしたの急に。

 

 あ、ちなみにその質問の 

 答えから先に伝えると

 

 したことある。

 でも、最近はそんな機会がない。

 思うことが全然ない。」

 

 

 

 

と答えると

 

 

チビぱんだ

「そーなんだ。うーん、しっとって

 難しいなぁ。。。うーん・・・」

 

 

 

 

と、ぶつぶつ言いながら去ってゆく。

 

 

 

 

「いや待て待て。チビぱんだは今、

 その(しっと)とやらの感情を

 知り始めている最中??」

 

 

 

チビぱんだ

「いや、パンちゃんはその気持ちが

 よくわからないんだけど

 

 もしかしたら今日、(しっと)を

 されたのかもしれない。」

 

 

 

「なるほどなるほど。それは何故?」

 

 

 

チビぱんだ

「えっと、最近ね、

 チビうさちゃんとチビネコちゃんが

 ちょっと喧嘩しちゃって。

 

 その2人、すっごく仲良いんだけど

 喧嘩もよくするの。」

 

 

 

私「うんうん。」

 

 

 

チビぱんだ

「だけど今は喧嘩中だから

 チビうさちゃんが

 パンちゃんのところに来て

 一緒にあそぼって言うから

 今日も一緒に遊んでるんだけど

 

 なんかチビねこちゃんが

(しっと)してるような・・・」

 

 

 

「おぉ・・だけどそれって

 チビぱんだに?チビうさちゃんに?」

 

 

 

チビぱんだ

「それがわからないの。

 

 パンちゃん(しっと)が

 よくわからないから。

 

 でもチビうさちゃんが

(あれはしっとだよ)って言ってた。」

 

 

 

「チビぱんだはその(しっと)を

 どういう気持ちだと思う?」

 

 

 

 

チビぱんだ

「。。。。。うーん。

 

 うーん、うーん、、

 

 言葉にするのがデキナイ。

 なんて言ったらいいかわからない。

 

 頭かゆい・・・」

 

 

 

 

と、頭をポリポリ。

 

 

 

チビぱんだ

「羨ましい???とか??

 

 いやでもパンちゃん、

 なわとびができるお友達のこと 

 すっごい羨ましいって思うけど

 嫌な気持ちとかじゃないし

 

 あっ、でもしっとも

 嫌な気持ちじゃないのかな??

 

 うーんうーん、、、

 

 いやでもとにかく2人は喧嘩しても

 何日かしたらまた

 仲良くなってるんだから

 気にしなかったらいいのにねぇ。」

 

 

 

 

いやいや、大人になると

そういうわけにもいかないんだよ。

 

 

 

とは言えないので、

 

 

「そーだよねぇ。」

 

 

 

と、2人で頭をポリポリ。

 

 

あぁ、親は子供に勝手に

たくさんのことを

学んで欲しいだなんて思いながら

 

こんな質問をされると

ちょっとドキッとしてしまって

 

そうだよね、こういうことを知るのも

成長なんだよねと複雑な心境に。

 

 

 

だけど今みたいに、

 

大人になってしまったらもう

スルーしてしまいそうな

 

だけど実際に直撃すると案外しんどい言葉を

今(初体験)している娘の言葉は

なるべく見逃さずに、

一緒に考えてゆきたいなと思う、夜なのでした。

 

 

 

 

 

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