登場人物
高崎 舞香さん…39歳 今回の主人公。
パート勤めをしており、
4歳の娘（日菜ちゃん）がいる。
相談相手は実のお姉さん。（春香さん）
高崎 誠……40歳 舞香さんの夫。
ある日突然、好きな人がいるから
離婚したいと舞香さんに告げる。
相手は同じ部署の（藤沢美波）という女性。
鈴木紗栄子…土曜日の夕方、舞香さんたちの家に
突然やってきて色々暴露を始める。
児島ユリ…23歳。紗栄子の突撃で
真琴との関係が判明した。
実家暮らし。その母親が強烈だが
誠はユリに100万円借りている？！
舞香さんを対応してくれた
警察官の方は、察するのも早く
親身になって話を聞いてくれる。
30代そこそこに見える男性だ。
一方、パトカーの中でユリの母親の
話を聞いてくれていた警察官の方は
50代くらいに見える。
ぎゃースカピースか喚いているような
そんな雰囲気の車内で、
警察官①さんが、なだめているような
そんな風にも見える。
舞香さん
「あの・・・大丈夫ですかね。
あっちは・・・」
警察官②
「優しいベテラン警官なので、
大丈夫ですよ。」
優しい・・・
なるほど。
舞香さんの方はもう特に
警察の方に話したいことはない。
むしろこんなことでお引き止めをして
申し訳ないので、
帰っていただいてもいいくらいだった。
舞香さんの姉
「あの・・もう私たち
これで帰ってもいいですか？
多分あちらがパトカーから降りてきて
これ以上私たちが話しても
埒があかないので・・」
警察官②
「いやでも、一応あちらの方から
通報があったわけなので
そういうことでしたら一旦
声かけてきますね。」
舞香さんの姉
「はい、そこはお任せします。」
警察官の方がすぐに
パトカーの方に走ってゆく。
舞香さんの姉
「警察の方もホント、
こんなのに巻き込まれて
迷惑だろうね・・・
ベテランさんとはいえあの母親に
有る事無い事聞かされて
困惑してるんじゃないかな。」
舞香さん
「そうだね。
むしろもうあとは
警察の方にお任せして早く帰ろう。」
舞香さんの姉
「うん、そうだね。そういえば舞香
ユリとの話大丈夫だった？
あの母親が同席しないことで
収穫とか意味とかはあった？」
舞香さん
「うん、あったあった。
帰りに詳しく説明するね。」
舞香さんの姉
「おぉ、あったならよかった。
じゃあ後で聞かせて。
・・・しっかし、
何してるんだろうね。
私たちから話を聞いてくれた
警察官の方も、車の中に入っちゃって
出てこなくなっちゃったね。」
舞香さん
「・・むしろ帰っていいんじゃない？」
舞香さん姉
「そうだね、じゃあ一応
先に帰りますって声かけようか。
私たちから言いたいことは
もうありません、って。」
お姉さんの方が先に歩き出して
舞香さんはその後ろを
足早についていく。
舞香さん姉「あのー」
パトカーに近づき、窓越しに声をかける。
するとすぐに、ベテランの警察官①さんが
車から降りてくる。
舞香さんの姉
「あの、申し訳ありません。
私たち、子供を待たせていまして
そろそろ戻らないといけないので
ここで失礼していいですか？」
すると
警察官①
「あぁ、お忙しいところ
申し訳ありません。」
あ、いえいえ。みたいな感じで
舞香さんたちは首を横にふる。
さ、帰ろ。
その時
警察官①
「ただ、お忙しいところすいませんが
私にも少し、お話聞かせていただいて
よろしいでしょうか。」
舞香さん
「・・・え？今さっき
お話ししたことをですか？」
警察官①
「はい、先ほどお母様たちから
お話を伺いましてね、、
お母様のご意見も
確かになと思う部分も
ございましたのでね。」
へ？
あ、え？
・・・ベテラン警察官さん。
もしかして宇宙人に更新されて
どうにかなってしまったんですか？
今までのシリーズで
私のブログに登場した警察官の方は
基本的に皆様
正義の味方だった気がしますが
今回はちょっと、
違うことになりそうだ。
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