登場人物
高崎 舞香さん…39歳 今回の主人公。
パート勤めをしており、
4歳の娘（日菜ちゃん）がいる。
相談相手は実のお姉さん。（春香さん）
高崎 誠……40歳 舞香さんの夫。
ある日突然、好きな人がいるから
離婚したいと舞香さんに告げる。
相手は同じ部署の（藤沢美波）という女性。
鈴木紗栄子…土曜日の夕方、舞香さんたちの家に
突然やってきて色々暴露を始める。
児島ユリ…23歳。紗栄子の突撃で
真琴との関係が判明した。
実家暮らし。その母親が強烈だが
誠はユリに100万円借りている？！
舞香さんが徐に
手提げ金庫を持ってきたので
それには誠はもちろん
お義兄さんもとても驚いていた。
誠
「そこまでする必要ないだろ・・
お義兄さんのこと、
信用できないのか？」
舞香さん
「信用出来ないのは、あなたの方だよ。
お義兄さんが持ってると思ったら
きっとなんとかして
1回携帯貸してもらおうとするはずだし
そしたらお義兄さんは人がいいから
ちょっとだけだよって
貸してしまう気がするの。」
舞香さんの姉夫
「それは・・・
頼まれたら確かに・・」
舞香さんの姉
「ちょっと、やめてよ。」
舞香さん
「いえ、だからなんかあった時に
お義兄さんのせいにしたくないですし
そもそも悪いのは夫なので」
そう言って舞香さんは手提げ金庫に
誠の携帯を入れて鍵を閉める。
私
「この金庫、車に入れておいてください。
鍵はもちろん私が持っておきます。
これなら私も見ないんだから
安心でしょ。」
誠
「・・・なんだよこれ、、、」
舞香さんの姉夫
「みんなー、遊びに行くぞー」
日菜ちゃんたち
「はーい。」
誠はかなり不服そうだったが
それでも日菜ちゃんの前では
色々抑えているようだった。
日菜ちゃん
「ママ、行ってくるねー！！」
舞香さん
「うん、楽しんできてね！！」
バタン。
舞香さん
「・・・あぁ、、」
どっと力が抜けて、舞香さんがすぐに
リビングのソファーに座る。
コーヒーのシミはもちろん
綺麗になどなっていない。
舞香さん
「お姉ちゃん、、ほんとありがとう・・
お姉ちゃんがいなかったら、、」
舞香さんの姉
「いいから！ユリにメールしよ！
すぐに返信があるとは
限らないんだし！」
舞香さん
「・・そっか、そうだよね。」
舞香さんはテーブルの上に
自分のパソコンを持ってきて
Googleの個人メールアドレスから
ユリにメールを送ることにした。
舞香さん
「・・・って、なんて送ろう。
思考回路が今ストップしてるから
その文章考えるだけで
私だったら1時間かかるんだけど！！」
舞香さん姉
「何言ってるのよ！！
まずはこのアドレスで合ってるかの
確認くらいでいいんだから
（ユリさんのメールアドレスで
合ってますか？ 高崎）
みたいな感じでいいじゃない。
苗字にしておいたらまずは
誠から連絡が来たと思うだろうし！」
舞香さん
「あぁ、、そうか、、うん。
わかった・・」
舞香さんはお姉さんに
言われた通りの文章を
そっくりそのまま書いた。
舞香さん
「じゃあ、送信押すよ？押していい？
押すよ！？」
舞香さんの姉
「いいから早く！」
舞香さんは、エイッという感じで
送信ボタンを押した。
舞香さん
「・・・・・・・・
押しちゃった・・・
とりあえずこれで・・・
返信を待とう、、、」
舞香さんはゆっくりと立ち上がり
お湯を沸かそうと
ポットにお湯を入れていた。
すると
舞香さんの姉「はや。」
舞香さん「？」
舞香さんの姉
「もう返信きた。ユリから。」
手に持っていたポットを置いて
舞香さんは急いで
パソコンの前にやってきた。
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