登場人物

 

高崎 舞香さん…39歳 今回の主人公。

パート勤めをしており、

4歳の娘(日菜ちゃん)がいる。

相談相手は実のお姉さん。

 

 高崎 誠……40歳 舞香さんの夫。

ある日突然、好きな人がいるから

離婚したいと舞香さんに告げる。

相手は同じ部署の(藤沢美波)という女性。

 

鈴木紗栄子…土曜日の夕方、舞香さんたちの家に

突然やってきて色々暴露を始める。

 

児島ユリ…23歳。紗栄子の突撃で

真琴との関係が判明した。

実家暮らし。その母親が強烈だが

誠はユリに100万円借りている?!

 

 

 

誠はユリに、100万円借りている。

 

しかし誠の月収は

100万円を超えていて

返せない金額でもないはず。

 

 

 

舞香さん

「あなたにとって100万円は

 返せない金額じゃないよね。

 

 自分で貯めてる貯金は?

 まさかそれもないわけ?」

 

 

 

舞香さんたちは

財布を別々にしているので

お互いの貯蓄などは全く関与していない。

 

 

それほど舞香さんは

誠のことを疑っていなかったし

まさかこんなことになるなんて

夢にも思わなかったからだ。

 

 

 

「いや・・・日菜のためにとか

 家族で使う用の通帳は

 ちゃんとあるけど・・・」

 

 

 

舞香さんの姉

「あるのに100万借りたの?

 それってほんと?

 俄かに信じられないんだけど。

 

 そのユリって子もまだ23歳なのに

 そんなに貯金あったの?

 あったとして、なんであなたに?」

 

 

 

 

「お金は

 一気に借りたわけじゃないよ・・

 諸々積もり積もってそれくらい、、

 って感じになってしまって・・・」

 

 

 

 

舞香さん

「何が積もり積もるの?

 どうしてあなたが出さないの?」

 

 

 

いや、外で浮気相手に

お金使いまくっているのも嫌だが

23歳の若い女性に借りているのも

それはそれでめちゃくちゃ嫌だ。

 

 

なんでこうも女にだらしない人は

お金にもだらしないのだろう。

 

 

 

 

「・・・・・・・どうしてって、、」

 

 

 

 

舞香さんの姉

「まぁ、これだけ浮気相手がいたら

 全員にお金使えないんでしょ。

 

 そんなことしたら、破産だから。

 でしょ。」

 

 

 

 

「・・・・・・・・」

 

 

 

 

舞香さん

「じゃあ、お金がかからなそうだから

 そのユリって子を選んだの?

 

 ・・・・そんなの

 やっぱり信じられない。」

 

 

 

舞香さんはこの時心の中で

なんとかこのユリという子に会えないか

考えていた。

 

 

もうどうでもいいと思っていたのに

真相は知りたくなるし

美波のことはこの瞬間

頭の中から薄れていた。

 

 

 

舞香さん姉

「どっちにしてもこの件については

 彼女の母親から連絡まで来て

 フェイドアウトってわけには

 行かなくなったわね。

 

 あなたはお金返せって言われないように

 必死なんだろうけど

 

 …舞香、今からこのアドレスに

 あんたが連絡しな。」

 

 

 

舞香さん

「えっ、私が?誠のフリして?

 妻ですって名乗って?」

 

 

 

舞香さんの姉

「誠のフリして、に決まってるでしょ。」

 

 

 

「えっ」

 

 

 

これには誠も驚いていたが

舞香さんも驚いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

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