登場人物

 

高崎 舞香さん…39歳 今回の主人公。

パート勤めをしており、

4歳の娘(日菜ちゃん)がいる。

相談相手は実のお姉さん。

 

 高崎 誠……40歳 舞香さんの夫。

ある日突然、好きな人がいるから

離婚したいと舞香さんに告げる。

相手は同じ部署の(藤沢美波)という女性。

 

鈴木紗栄子…土曜日の夕方、舞香さんたちの家に

突然やってきた。

そこで誠は他に、23歳のユリという女性とも

付き合っていたということが判明する。

 

 

 

 

夫と知り合ったきっかけ。

 

もうそこまで興味もなかったが

口がさらっと動いていた。

 

鈴木紗栄子

「・・・・・・・・・・

  ナンパです。駅で。」

 

 

 

 

 

舞香さん

「・・・・・・は?」

 

 

 

舞香さんの姉

「・・は?ナンパ??

 1人の時に?」

 

 

 

鈴木紗栄子

「いえ、さすがに違いますけど、、

 銀座に、、、ナンパで有名な

 通りがあるじゃないですか。」

 

 

 

舞香さん

「・・・・・知らないですよ、

 そんなところ。」

 

 

 

 

舞香さんの姉

「まぁ、どこの通りかはわかります。」

 

 

 

ちなみにパンダは独身時代

銀座周囲ではよく飲んでいたので 

その通りがどこなのかはわかる。

 

女性が2・3人でその通りを歩いていたら

必ずと言っていいほど

最低3組くらいの2・30代の男性が

一緒に飲みませんかと

声をかけてくるところだ。

 

 

 

 

舞香さんの姉

「それで、、そこで

 誠が声をかけてきたんですね?」

 

 

 

 

鈴木紗栄子

「はい、、あ、でも私だっていつも

 そういうのにホイホイついていくような

 タイプじゃないんですよ!

 

 だけどその時はたまたま、私の友達が

 誠さんと一緒にいた友達に

 一目惚れしてしまって、、

 

 時間あれば一緒に飲みませんかって

 誘われて、一緒にお酒を飲みました。」

 

 

 

そんなことは聞いてないが

ホイホイ話してくれる。

 

 

 

 

舞香さんの姉

「それから、、意気投合したんですね。」

 

 

 

 

鈴木紗栄子

「、、、連絡先を聞いてきたのも

 次に2人で会おうと言い出したのも

 誠さんですよ、、、」

 

 

 

 

舞香さん

「・・・・夫が、既婚者であることを

 話したのはいつのタイミングですか。」

 

 

 

 

 

鈴木紗栄子

「・・・・それは、、

 

 出会ったその日です。」

 

 

 

 

 

舞香さんの姉

「・・・はい?」

 

 

 

 

鈴木紗栄子

「だって、、話したというか、、

 誠さんの待受って

 お子さんの写真じゃないですか。

 

 だから、可愛いですねって言ったら

 

(そうだろー、子供はね

 かわいんだけどね、子供はねーー)

 

 って笑ってて、、」

 

 

 

 

舞香さんの姉

「あぁ、、そこでもう

 俺って結婚してるって

 もう言ったからね、っていう

 アピールはちゃんとされたわけですね。

 

 でもそれって、これで俺と付き合うなら

 君も共犯だよってことですけど。」

 

 

 

鈴木紗栄子

「共犯っていうか・・・

 

 だって、、

 

 

 奥さんとはもうすでに

 うまく行ってなんかないからって

 だからこうやって

 家に帰るのが嫌で友達と

 毎日飲み歩いてるんだからって・・

 言ってたんですもん・・」

 

 

 

 

舞香さんの姉

「そんなの・・

 本気で信じます?」

 

 

 

 

鈴木紗栄子

「信じますよ。だって

 

 

家族で暮らす家に

連れてくるなんて

普通そんなこと

しないじゃないですか!

 

 

 

 

タイミングよく、着替えた誠が

戻ってきた。

 

 

 

 

うん、普通そんなことしないね。

 

 

でも、普通来ないよね。

 

 

 

 

つまり2人とも

 

 

普通ではないと思うけど?

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー