登場人物

 

高崎 舞香さん…39歳 今回の主人公。

パート勤めをしており、

4歳の娘(日菜ちゃん)がいる。

相談相手は実のお姉さん。

 

 高崎 誠……40歳 舞香さんの夫。

ある日突然、好きな人がいるから

離婚したいと舞香さんに告げる。

相手は同じ部署の(藤沢美波)という女性。

 

 

 

リビングでは、日菜ちゃんが起きてきて

誠と舞香さんのお姉さんが

その相手をしている。

 

その頃舞香さんは、美波の姉に

LINEを送る。

 

 

舞香さんLINE

「お休みのところすいません。

 今すぐじゃなくていいので、

 なるべく近いうちに妹さんに

 うちに入ったことがあるか、、

 聞いてもらっていいですか・・」

 

 

返事はすぐに返ってきた。

 

 

 

美波の姉LINE

「・・・そちらのお家に、、?

 ・・何か、見つかったんですか?」

 

 

 

舞香さんLINE

「いえ、、まぁ、、

 でも確信は持てなくて・・」

 

 

 

とLINEしながら、以前誠の机の中から

コン⚪️ームが出てきたことを思い出す。

 

 

 

(もしかしたらあれって、、 

 家で使うから・・・?)

 

 

考えただけで、

また気持ち悪くなってきた。

 

 

 

美波の姉LINE

「わかりました。急に電話やLINEで

 聞く流れにするのは難しいですが

 なんとかスムーズに聞き出してみます。」

 

 

 

舞香さんLINE

「ちなみに美波さんって、

 土日は何をして過ごしてるか

 ご存知ですか。

 

 今思ったんですが、土日

 夫は娘と遊ぶことがほとんどで

 1人で出かけるとしても美容室や

 マッサージに行くことがほとんどで

 それも全部、予約の時間通りに行って

 終わった時間に帰ってくるんです。

 

 土日も夫に会いたいとか

 言ってたことはないですか?

 

 会えなくて、それが寂しいから

 早く結婚したいとか

 そういうことは、ないんでしょうか。」

 

 

 

何をこんなに長文で送ってるんだ

 

と自分でも思うが、今リビングで

誠の顔を見たくないし

日菜ちゃんの前でうまく笑えなくて

時間稼ぎのようなことをしてしまう。

 

 

 

美波の姉LINE

「さすがに私も妹のスケジュールまでは

 全然わからないんですけど

 

 確かに・・前の不倫相手の時は

 土日も会ってたかもしれません。

 

 多分それもあって奥さんにも

 早い段階でバレたと思いますし・・

 

 普段の土日は何をして過ごしてるのか

 それも、流れで聞いてみます。

 

 今から、何かしら理由をつけて

 連絡してみますよ。」

 

 

 

そんなLINEのやり取りをしていた時

 

 

 

日菜ちゃん

「ままぁーー??」

 

 

 

日菜ちゃんが、トイレの扉を

ガチャガチャと動かしている。

 

 

 

舞香さん

「今すぐ出るよ!!」

 

 

 

 

舞香さんはすぐに扉を開けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

リビングまで、ひなちゃんと手を繋ぐ。

 

小さくて、あったかい手。

可愛くて可愛くて仕方ない。

 

 

 

舞香さん

「2人ともごめん、ちょっと仕事のことで

 急いでメールしないといけないことが

 1つだけできたから

 

 15分から30分だけ

 日菜のこと見てもらっていい?」

 

 

 

舞香さんの姉

「もちろん。」

 

 

 

舞香さん

「じゃあ誠、その間に

 洗い物お願いしておいていい?

 

 お姉ちゃんは、

 今日はお客さんだから。」

 

 

 

舞香さんの姉

「いや、いいよ私が」

 

 

 

「いえいえ、お姉さんはいいんです。

 僕が洗いますよ!!」

 

 

 

カッコつけたい誠はいつもそうやって

誰かが家に来ていると

いつも以上に家事をしてくれるが

それが狙いだった。

 

 

 

 

 

 

 

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