登場人物
舞香さん…39歳 今回の主人公。
パート勤めをしており、
4歳の娘（日菜ちゃん）がいる。
誠……40歳 舞さんの夫。
ある日突然、好きな人がいるから
離婚したいと舞香さんに告げる。
舞香さんの姉に言われ、
舞香さんともグループLINEで
繋がることになった私。
舞香さん LINE
「パンダさん初めまして。
姉から先ほど少し伺いました。
まだ1度もお会いしてない中で
こんなご相談で
大変申し訳ありませんが
どうぞよろしくお願いします。」
実際は、最初のやり取りは
もっと長く丁寧だったが割愛。
私LINE
「こちらこそ、何ができるか
全然わからないのですが、、
よろしくお願いします。」
舞香さん姉LINE
「じゃあ舞香、早速
さっき言ってたやつ
ここの画面に載せて。」
舞香さんLINE
「うん、わかった。
パンダさん、今から載せるのは
夫が使っている
机の引き出しに入っていた
カードの明細の一部です。」
舞香さん姉LINE
「カードの明細あったんだ。」
舞香さんLINE
「多分、会社に交通費とかの
領収書を出すために
その証明で、、とかだったような、、
わからないけど。」
すると舞香さんからいくつか
明細の一部をアップにした
写真が送られてきた。
舞香さんLINE
「今アップにした部分の写真は
お店の名前が載ってるんですけど
今ネットで検索したら
どれも高級なお店ばかりで・・」
舞香さんの姉LINE
「仕事で、接待で使った
とかじゃなくて？」
舞香さんLINE
「接待で使うようなお店は
今まで何度も聞いたことあるけど
こういうとこじゃないの。
なんて説明したらいいか
わからないんだけど・・」
私がその名前を検索すると
そこは確かに、
男女が好んでいきそうな
雰囲気の良いお店ばかり。
舞香さんLINE
「しかもこれが
なんで怪しいって思ったかって
そのお店の名前の下に
ブランドものの
お店の名前があるでしょ。」
私LINE
「あぁ、、、これって
女性が憧れる靴の・・・」
舞香さんLINE
「はい。やっぱりそうですよね。
私はあまり詳しくなかったですけど
これ、基本的に女性が履く靴の
ブランドですよね。」
私LINE
「メンズもありますけどね」
と、フォローを入れてみるが
舞香さん姉LINE
「えっ、104,000円？
こんな高い靴買ってるのっ？
自分で履いてるんじゃないの？
それか舞香に
買ってきたとかじゃなくて？」
舞香さんLINE
「・・・クリスマスや誕生日に
ブランドもののプレゼントは
されたこともあるけど・・。
靴を買ってもらったことは
1回もないよ。
誠はブランドものに
ほとんど興味ないし・・・」
舞香さんの姉LINE
「じゃあ誠は
じゅ、十万越えの靴を。。
その若い不倫女に
プレゼントしたってこと？
しかもそのあと2人で
高級レストランまで行って。。」
舞香さんLINE
「誕生日だった、とかなのかな・・
誠は記念日とかそういうの
結構ちゃんとする人だから・・」
舞香さん姉LINE
「何呑気なこと言ってんのよ！！」
お姉さんの方が舞香さんより
ずっと怒っていた。
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