登場人物 (前職の会社の同期たち)

 

このお話の始まりはこちら。

前の職場の同僚が、調停中だった①

 

パンダ…私。

藤木くん…20代で独立して、すぐにその事業で成功する。

     現在も仕事はとても順調。現在奥さんと離婚調停中。

     2人の子供がいる。

奥さん …ボルボに乗った彼氏と不倫していた。とにかくお金に執

     着があり、夫のお金を散財する。母親には高額なシッタ

     ー代を支払っていたがお父さんは知らなかった。

ZくんとYくん…同期の男子

Aちゃん…同期の女子

 

 

 

藤木くんの奥さんの

Instagramのアカウントを

見つけ出したAちゃん。

 

 

さすがだ。

 

 

 

藤木くんLINE

「今すぐ見てみるから

 アカウント教えて。」

 

 

 

すぐにAちゃんから、

Instagramのアカウントが

送られてきたので

私も開いてみた。

 

 

 

YくんLINE

「…すげっ、フォロワー

 1万人近くいるじゃん。

 

 藤木、結構な人数の人に

 お前の会社と、その嫁ってこと

 バレてるな。」

 

 

 

急にYくんが

グループLINEに参加してきた。

 

 

 

 

藤木くんLINE

「その数が多いのか少ないのか

 俺にはさっぱりわからん。」

 

 

 

 

Aちゃん

「いや、普通の主婦としたら

 多いでしょ。

 

 なんでこんなに多いんだろ。」

 

 

 

 

私LINE

「うーん・・海外の人も

 見てるからかもね。

 

 検索してみたらエルパトの記事って

 日本だけじゃなくて海外含めて

 結構需要あるみたいだし。

 

 箱のリボンを解くところから

 パカっと開けるところまでを

 映してるインスタ、

 奥さんのに限らず

 他にもいっぱいあるよ。」

 

 

 

 

AちゃんLINE

「なるほどー。

 藤木くんと別れたら

 これが出来なくなるのね。

 

 食べたものの写真とか

 アクセサリーとか旅行とか

 結構な数載せてるけど

 かわいーって

 コメントもまぁまぁあるよ。」

 

 

 

 

YくんLINE

「こんな、金持ち自慢と

 承認欲求の塊みたいなインスタ

 なんで人気あるんだ?

 

 女はこんなのが見たいのか?」

 

 

 

 

AちゃんLINE

「別に、その人に人気があるから

 フォロワーが多いとは

 限らないとは思うよ。

 

 それに

 Instagramに限ったことじゃなくて

 この人バカなこと言ってるなーとか

 なんでこの人が

 こんなもの買えてるのかって

 色々突っ込んでるのが楽しいとか

 

 こういうのってね

 載せてる人の承認欲求を満たす反面

 見ている人が

 心で悪態ついて突っ込んでるのが

 楽しい、みたいなとこもあるんだよ。

 

 だからなんか

 怖いもの見たさ?みたいな感じで

 ついつい見にいっちゃうものもあるよ。

 私も。」

 

 

 

 

それはまぁ、

確かにそうかもしれない。

 

 

 

 

藤木くんLINE

「こういうの全然見ないから

 その心理、わからないけど、、

 

 これひとまず全部

 スクショ撮っておいた方が

 良さそうだよね。

 

 ボルボくんに会って

 どれか一緒だった時のものもあるか

 聞いてみようかな。」

 

 

 

 

 

私LINE

「まぁボルボくんが

 もう1度会ってくれるなら。」

 

 

 

 

AちゃんLINE

「あとは・・・さすがに子供の顔までは

 出てなさそうだから

 そこは良かったとして・・

 

 旅行や食事の写真は多いから

 ボルボくんにも聞けるなら

 どれが家族旅行に行ったやつで

 どれが一緒にいなかったやつとかは

 ちゃんと記録しておいた方がいいね。

 

 早めにスクショ撮っておかないと

 今後鍵アカにされちゃったら

 まずいし。」

 

 

 

 

それから私たちは各々で

奥さんのInstagramを見ていたが

 

本当にまぁ、

キラキラした写真だらけ。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

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