登場人物 (前職の会社の同期たち)

 

このお話の始まりはこちら。

前の職場の同僚が、調停中だった①

 

パンダ…私。

藤木くん…20代で独立して、すぐにその事業で成功する。

     現在も仕事はとても順調。現在奥さんと離婚調停中。

     2人の子供がいる。

奥さん …ボルボに乗った彼氏と不倫していた。とにかくお金に執

     着があり、夫のお金を散財する。母親には高額なシッタ

     ー代を支払っていたがお父さんは知らなかった。

ZくんとYくん…同期の男子

Aちゃん…同期の女子

 

 

奥さん

「で?子供達は?」

 

 

 

藤木くん

「子供たちのこと

 本当に気になってるのか?」

 

 

 

奥さん

「当たり前でしょ。

 毎日考えない母親なんている?

 早く会いたいなって

 いつも思ってたし。」

 

 

 

 

藤木くん

「……毎日出かけてたくせに

 よく言うよ。」

 

 

 

 

奥さん

「だから、子供たちは?」

 

 

 

 

藤木くん

「奥でシッターさんが

 見てくれてるよ。

 

 大きい声出すなよ。」

 

 

 

奥さんは立ち上がり

ドカドカと別の部屋に向かう。

 

 

 

 

奥さんの

「きゃー、久しぶりー!

 いい子にしてたー?」

 

 

と言う声が聞こえる。

 

 

 

 

 

弁護士友人・お義父さん

「・・・・・・・・」

 

 

 

藤木くん

「・・・・・・」

 

 

 

 

弁護士友人

「そもそもなんで

 いきなり帰ってきたのかは

 聞いた方がいいと思う。

 

 何かしらの目的が

 あるんだろうから。」

 

 

 

 

 

藤木くん

「・・・そうだよな。

 うん、わかった・・」

 

 

 

 

 

5分くらい経つと、

奥さんが一人で部屋に戻ってくる。

 

 

 

 

 

奥さん

「はーあ、やっぱり子供達

 私の顔見て、嬉しくって

 大はしゃぎじゃない!

 

 父親じゃあ埋められないものを

 母親の私は持ってるの。

 

 ねぇだからもう本当にいいでしょ?

 そろそろ私がここに帰ってきても。

 

 今日、ここに泊まれないなら

 子供達二人とも連れて行くから。」

 

 

 

 

 

藤木くん

「は?何言ってるんだよ。

 

 子供の環境を

 勝手に変えるなよ。」

 

 

 

 

奥さん

「何言ってるんだよはこっちよ!

 母親がいきなりいないことも

 環境を変えてることになるでしょ?

 

 大体別居するとも

 子供たちのことをどうするとも

 何にも決めてないのに

 あなたが勝手に一人で進めないで!

 

 裁判って言うけど、

 じゃあその間ずっと私は

 あの子たちと離れて

 暮らさないといけないわけ?」

 

 

 

 

お義父さんが、

ため息をついている。

 

 

 

 

藤木くん

「…このラリー、

 もうこれ以上したくないんだけど。

 

 なんで同じことばっかり

 話し合わなきゃいけないんだ?

 

 望みはなんだよ。」

 

 

 

 

奥さん

「だから私は、

 やり直したいって言ってるでしょ!

 

 だけど

 あなたがそこまで頑ななら

 私が望むことは親権よ!

 それがないなら、離婚はしない!」

 

 

 

 

 

藤木くん

「じゃあ聞くけど、

 

 例えば親権渡す代わりに

 お金の援助は今後一切しない。

 

 ってことでも

 子供たちは引き取るのか?」

 

 

 

 

奥さん

「気持ち的にはそうだけど

 お金の援助も何も

 

 子供達が成人するまで

 養育費を払うのは

 当たり前のことでしょ!?」

 

 

 

 

藤木くん

「・・・もう、君が(当たり前)

 とか言うのって、

 やめてもらえないか?

 

 じゃあこれも例えばだけど

 子供たちの養育費として

 僕にいくら払わせようと

 思ってたわけ?」

 

 

 

 

奥さん

「払わせようって、、

 そんな言い方やめてくれる?

 

 こういうのって

 子供が幸せになるために

 自発的にあなたが考えて

 提示するものでしょ?」

 

 

 

 

藤木くん

「だから、親権を渡す気ないし

 不貞を働いた君が

 取れるわけないって、、

 

 なんでそういうことが

 わからないんだ?

 

 もう、帰ってくれよ。」

 

 

 

 

奥さん

「・・・じゃあいいわ、

 今日は帰ってあげる。

 

 その代わり

 

1億

ちょうだい。」

 

 

 

 

 

この女は常識を、

どこに置いてきたんですか。

 

 

 

 

 

 

 

 

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