シーズン16 登場人物
⚪️ 明日香さん 当時28歳
今回の相談者。大好きな彼氏がいる。
⚪️ 恭介 当時29歳
明日香さんの彼氏。明日香さんのことを想っていてとっても優しい。と、思っていたら、過去に婚約者がいたことが発覚。
⚪️ 恭介の姉（朝子）31歳
恭介のことを溺愛している、、っぽいが、今回の旅行で不倫していることが発覚。
⚪️ 朝子の彼氏 大森 37歳
既婚者、幼稚園くらいの娘がいる。
恭介の実家に
突然やってきた幼なじみ。
この男、
嘘つきですから！！
騙されないでね！！
と言っていた。
明日香さん
「なんで幼なじみが、
私がここにいるって知ってるの？
いくら近所だからって
そんなことわかるはずが・・・」
恭介
「・・・・・・・。」
恭介が少し何か考えていたが
両親を交互に見た。
恭介
「ねぇ、父さんか
母さんのどちらかが
姉さんに今日のこと伝えた？」
恭介の母
「え？そりゃあこの間
ちょっと電話してた時に
その流れで話したけど・・」
恭介は、ため息をつく。
恭介
「じゃあ、姉さんだよ。
それ以外考えられない。」
恭介の母
「なんでよ、朝子がそんなこと
伝える意味ないじゃない。」
恭介
「そんなの知らないよ。
でも実際ああやって
突然きたじゃないか！」
恭介は目の前で、
朝子に電話をかけ始める。
けれど、出ない。
恭介
「もう、、何なんだよ、、
明日香ちゃん、本当にごめんね。」
明日香さん
「いや、、うん、、、」
（嘘つきですから
騙されないでね・・）
あの言葉は、何だったんだろう。
頭がおかしくなったって、
本当なんだろうか・・・
その日は、さっきの出来事が
何事もなかったかのように過ごし
恭介の実家から駅までは
お義父さんが送ってくれた。
その間、恭介の電話に
朝子からの折り返し電話は
かかってこなかった。
◆
その日の夜。
明日香さんは恭介に
婚約破棄の
本当の理由を聞きたかったが
やっぱり聞き出せなかった。
けれどどうしてもモヤモヤして
恭介がお風呂に入っている間に
一か八か、
朝子に電話をかけてみた。
明日香さん
（・・・・、、、、
・・・・・・・・・ ）
朝子電話
「はい、明日香さん？？」
明日香さん
「あっ」
出ないと思っていたので
突然電話に出て驚いた。
朝子電話
「なぁに？そういえば午後も
恭介から電話鳴ってたけど
私今日仕事だったから
電話取れなくてさぁ」
明日香さん電話
「あぁ、、すいません、
今日お仕事だったんですね。」
朝子電話
「いやもう終わったからいいけど
2人揃ってかけてくるって
なんのこと？結婚式のこと？」
明日香さん電話
「いえ、今は、、2人揃ってません。
恭介くんは
お風呂に入ったばかりなんで・・」
朝子電話
「ん？じゃあ明日香さんが
こっそり私に
電話してきてるってこと？？」
朝子の声は本当に
驚いている様子だった。
明日香さん電話
「まぁ、こっそりといえば
こっそりなんですけど・・・
あの今日私、ご実家の方に
行かせてもらいまして・・」
朝子電話
「あぁ、そうみたいね。
お母さんから聞いてたー。」
明日香さん電話
「それで・・そのことなんですけど、
お姉さんって、
恭介くんの元婚約者の方の
連絡先ご存知なんですか？」
朝子電話
「元婚約者の？
あー、知ってるよ。もう
随分かけてないけど。」
ん。
随分かけてない？？
明日香さん電話
「ずいぶんかけてないって・・
本当ですか？その方と今も
連絡取り合ったりとかは・・」
朝子電話
「なんで私が恭介の元婚約者と今
連絡取り合わなきゃ
いけないのよー。
・・・なんで？なんかあったの？」
明日香さん電話
「えっ、、あぁ、いや、、
そうですか・・
もしかしたらお姉さんが
何か知ってるかなって
思ったんですけど、、、」
けれど朝子の反応を見ると
どうやら本当に今日のことは
知らない様子だった。
となると、
誰が幼なじみに？？
明日香さんの疑問は
ますます広がるばかりだった。