シーズン16  登場人物

 

⚪️ 明日香さん 当時28歳

 今回の相談者。大好きな彼氏がいる。

 

⚪️ 恭介 当時29歳

 明日香さんの彼氏。明日香さんのことを想っていてとっても優しい。

 

⚪️ 恭介の姉(朝子)31歳

 恭介のことを溺愛している、、っぽいが、今回の旅行で不倫していることが発覚。

 

⚪️ 朝子の彼氏 大森 37歳 

 既婚者、幼稚園くらいの娘がいる。

 

 

 

 

恭介と明日香さんは部屋に戻り

それから再びそれぞれに

露天風呂に入った。

 

今度はもう、朝子に会う心配もないし

しっかり顔も洗って

のんびり浸かることができた。

 

 

 

 

▪️

 

 

 

 

明日香さん

(あれっ、、結構ゆっくり入ってたのに 

 恭介くん、まだ出てきてないのかな。)

 

 

 

部屋に戻ると、恭介の姿がなかった。

 

 

時刻を見ると、

東京駅には着いた頃だ。

 

 

 

明日香さん

(もしかして・・・

 電話かかってきてるのかな・・)

 

 

 

 

それから15分経過しても

恭介が戻ってこない。

 

 

 

LINEでもしてみようかと思うが

電話中ならどうせ、

見れるはずもない。

 

 

 

 

何をして過ごせばいいかわからず

明日香さんが横になっていると

それから5分ほどして

恭介が戻ってきた。

 

 

 

 

 

恭介

「明日香ちゃんごめんね、

 結構待ってた??」

 

 

 

 

明日香さん

「ううん、私結構長風呂だったから

 30分もは待ってないよ。

 

 ただそれより、

 もしかしたらお姉さんから

 電話あったのかなって思って

 心配してた・・・・」

 

 

 

 

恭介

「あぁ、うん、そうなんだ。

 風呂から上がって携帯見たら・・

 

 もう山のように着信とLINEが来てて

 電話するなって言ったのに・・

 このままだと寝てる間も 

 ずっと電話鳴りそうで嫌だったから

 掛け直してたんだ。」

 

 

 

 

明日香さん

「やっぱり、、そうかと思ってた、、

 

 それで、お姉さんなんて?」

 

 

 

 

 

恭介

「・・・・もうなんか、

 バカらしくて、、

 

 言うのも嫌なんだけど、、

 あのあと新幹線で会って、

 

 

 

 。。。仲直りしたらしい。

 

 

 

 

 

 

明日香さん「へっ。」

 

 

 

 

変な声が出た。

 

 

 

まぁ、そんな声も出るだろう。

 

 

 

 

 

 

明日香さん

「な、仲直り・・?

 

 あの状態から???」

 

 

 

 

 

恭介

「・・・・多分だけど、

 あの大森って男、、、

 

 相当口が上手いんだと思う。」

 

 

 

 

 

明日香さん

「いや、それじゃあわからないよ。

 一体何がそうなって

 仲直りって話になったの?」

 

 

 

 

 

恭介

「あぁ、、まず、、新幹線で姉さんが

 大森さんを見つけた時

 

(ここまでしてくれるなんて 

 君ほど僕を愛してくれてる人は

 他にいないよ)って感動されたらしい。」

 

 

 

 

 

あ?

 

 

 

感動?

 

 

 

勘当じゃなくて?

 

 

 

 

 

恭介

「それで、

 

(電話をしてきたのは奥さんだけど

 パパに電話してって言ったのは

 娘さんだったらしくて

 辛い時にそんなこと言ってくれる

 子供には罪はなくて

 そこだけはわかってほしい)

 

 って言われたって。それで

 

 

(よく考えたら私も、

 子供のこと大切に出来ない男なんて

 嫌だなって思ってさ。

 

 子供の体調なんて、いつ何があるか

 わからないんだから

 

 もうちょっと私も

 子持ちの人と付き合うって覚悟を

 持たなきゃいけないなって)

 

 

 とか言ってた。」

 

 

 

 

明日香さん

「・・・・」

 

 

 

 

 

この当時、明日香さんの周りで

不倫している友人や知り合いは

一人もいなかった。

 

 

そんな環境もあって明日香さんは

今の状況も、朝子の気持ちも

いまいち、いや全くわからず

 

(そんなの絶対に

 騙されてるやん)的なことも

恭介には言えずにいた。

 

 

 

 

恭介

「俺たち一体今日、、

 何を見せられたんだろうね、、、

 

 とにかく明日香ちゃん、

 本当にごめんね・・・」

 

 

 

 

恭介はずっと謝りっぱなしで

 

この日は二人ともどっと疲れたので

早々に寝てしまったが

 

 

次の日の朝起きたら、

恭介の携帯にはまた

LINEが大量に届いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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