登場人物

パンダ…ブログ主

 

大原理央さん

壱子ちゃんのママ友。幼稚園に通う娘(リミちゃん)と、
小学生の息子(省太郎くん)がいる。

夫の省吾が、幼稚園のママ友の早苗と

不倫をしていた。実母は若年性アルツハイマー。

父親は寡黙な人だが、理央さんを想っている。

一人姉がいる。

 

理央さんの父

娘と子供を心底心配し、愛している。

 

大原省吾

理央さんの夫。ミクちゃんママとのW不倫が

家族にバレた後、なんとか再構築したいと考えているが

考え方が甘い。

 

省吾の母と父

理央さんにとってはお義母さんとお義父さん。

理央さんの味方ではあるが、この母親が

省吾に甘すぎたために、振り回されている。

 

早苗(ミクちゃんママ)

省吾と浮気していたが、夫に内緒で昼ラウンジで

働いていたことがわかるなど、浮気相手は一人ではない。

実の父親は体育教師。父のことが怖い。

子供はミクちゃんだけを引き取りたい。

 

早苗のご主人(浩輔さん)

早苗の不倫に深く傷ついているが、2人の子供たちを連れて

これから前に向かおうとしている。

 

 

 

 

元気に玄関に入ると

そこで、お兄ちゃんが待っていた。

 

 

 

お兄ちゃん

「ミクが泣いてないかなって。

 

 、、心配だったから、、」

 

 

 

 

浩輔さんは思わず、

お兄ちゃんを抱きしめていた。

 

 

 

浩輔さん

「お兄ちゃん、ありがとう。

 ミクなぁ、もうすでに

 お友達がいっぱい出来てたよ。」

 

 

 

お兄ちゃん

「えっ、ほんと?」

 

 

 

さっきまで不安げな表情をしていた

お兄ちゃんの顔が

パァッと明るくなる。

 

 

 

 

ミクちゃん

「ほんとだよー!

 おもしろかったー!!

 

 ばーばー、ただいま〜」

 

 

 

ミクちゃんはニコニコしながら

リビングにかけていく。

 

 

 

浩輔さん

「でもお兄ちゃんは

 お兄ちゃんのペースでいいからな。

 

 来週から学校だけど

 勉強も、友達も

 焦ることないんだから。」

 

 

 

お兄ちゃん

「うん、わかった。」

 

 

 

 

 

浩輔さんが心配なのは、

社交的なミクちゃんより

繊細な、お兄ちゃんのことだ。

 

 

お兄ちゃんは今年に入ってから

徐々に落ち着きを取り戻してきたが

それでもやっぱりまだ

不安定な要素が見受けられる。

 

 

 

 

実は3月には、

2人で心療内科にも行った。

 

 

そこではまず先生に

 

 

 

「お疲れなのは、

 お父さんもじゃないでしょうか。」

 

 

 

と言われて、浩輔さんは涙が出た。

 

 

 

引越しや転入や転職、子育て

弁護士とのやりとり

全部同時進行で、

がむしゃらに、必死にやってきたが

やっぱり本当は、辛い。

 

夜になるとまだ、

フラッシュバックも起こる。

 

 

 

けれどそうは言っても

乗り越えなければいけないし

自分のことより今は

お兄ちゃんのことが心配で

 

 

そういうの全部まとめて

 

涙が出た。

 

 

 

 

病院の帰り、

 

 

1つ1つだけど、

ゆっくり親子で、乗り越えよう。

 

男同士、

これからたくさん話し合って

頑張っていこう。

 

 

 

そんな話をしたらお兄ちゃんが

 

 

 

お兄ちゃん

「僕はパパがいるから大丈夫。」

 

 

 

そう言ってくれた。

 

 

 

 

 

 

 

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シーズン1〜14までのまとめと、

わたしがブログを書く理由はこちら

「これまでのシリーズまとめ」ハートのバルーン

 

シーズン1を原作とした物語が、

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