登場人物
パンダ…ブログ主
大原理央さん
壱子ちゃんのママ友。幼稚園に通う娘（リミちゃん）と、
小学生の息子（省太郎くん）がいる。
夫の省吾が、幼稚園のママ友の早苗と
不倫をしていた。実母は若年性アルツハイマー。
父親は寡黙な人だが、理央さんを想っている。
一人姉がいる。
理央さんの父
娘と子供を心底心配し、愛している。
大原省吾
理央さんの夫。ミクちゃんママとのW不倫が
家族にバレた後、なんとか再構築したいと考えているが
考え方が甘い。
省吾の母と父
理央さんにとってはお義母さんとお義父さん。
理央さんの味方ではあるが、この母親が
省吾に甘すぎたために、振り回されている。
早苗（ミクちゃんママ）
省吾と浮気していたが、夫に内緒で昼ラウンジで
働いていたことがわかるなど、浮気相手は一人ではない。
実の父親は体育教師。父のことが怖い。
子供はミクちゃんだけを引き取りたい。
早苗のご主人（浩輔さん）
早苗の不倫に深く傷ついているが、２人の子供たちを連れて
これから前に向かおうとしている。
2024年。
理央さんは毎日
引越しや転入の準備を
徐々に進めていたが、その時期は
タイミングを考えて
４月からに決めた。
１月に入ってからは本当に忙しく
あまり周りとも
連絡を取っていなかったが
弁護士を入れての
省吾とのやりとりは進めつつ
施設に実母の様子を見に行ったり
在宅の仕事をしたりしていると
あっという間に日々は過ぎた。
２月のある日、理央さんの方に
省吾から電話がかかってきた。
携帯が鳴っているのはわかっていたが
理央さんはその電話には出ず
LINEを送る。
言ってやりたいこともあった。
理央さんLINE
「本当はこのLINEも
避けたいところだけど
何か言いたいことがあるなら
弁護士の方を挟んで。
もうあなたと直接
話すことはないから。」
するとすぐに既読になり
返信がきた。
省吾LINE
「いや、、弁護士とか、
そういうことじゃなくて・・
子供たちは元気かなって
ただ、そう思っただけだから・・」
理央さんはため息をつく。
理央さんLINE
「…それって、
なんのアピールかのかな。」
省吾LINE
「なんでそんなこと言うんだよ。
ただ心配してるってこと
伝えちゃダメなのか？」
理央さんLINE
「…心配してるならどうして
１月も２月も
支払いが０なの？」
、、、支払いゼロ・・・・
って、
早苗よりヤバイやないか。
省吾LINE
「いや、そこはまとめて
なんとかするけど
それと子供たちの話とは
また別だろう？」
理央さんLINE
「別なわけないでしょ。
もし一緒に住んでたら
あなたは普通に生活費も
子供たちにかかるお金も
払ってたじゃない！
こうして別で暮らしたら
急に支払いしなくなるって
ただの嫌がらせだよ。
私にじゃなくて、子供たちに対しての！
今、一緒に暮らしてた時より
使うお金少ないんだから
お金はあるはずだよね。」
省吾LINE
「そんなわけないだろ。
返済しないといけないお金が
たくさんあるんだから。
払わないとは言ってない。
家族なんだから、
ちょっとくらい待ってよ」
理央さんLINE
「・・いや、家族じゃないから。
家族壊したのあなただから。
そもそもお金も払わないなら
子供のこととか言って
連絡してこないで。
もう、返信しないから。」
理央さんはそう返して
弁護士さんにこのことを報告した。
弁護士さんからは
（連絡取りたくなる気持ちは
わかるんですが
理央さんも頑張って
ご主人からしばらく
離れてください。）
そう言われて、反省した。
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