登場人物
パンダ…ブログ主
大原理央さん
壱子ちゃんのママ友。幼稚園に通う娘（リミちゃん）と、
小学生の息子（省太郎くん）がいる。
夫の省吾が、幼稚園のママ友の早苗と
不倫をしていた。実母は若年性アルツハイマー。
父親は寡黙な人だが、理央さんを想っている。
一人姉がいる。
理央さんの父
娘と子供を心底心配し、愛している。
大原省吾
理央さんの夫。ミクちゃんママとのW不倫が
家族にバレた後、なんとか再構築したいと考えているが
考え方が甘い。
省吾の母と父
理央さんにとってはお義母さんとお義父さん。
理央さんの味方ではあるが、この母親が
省吾に甘すぎたために、振り回されている。
早苗（ミクちゃんママ）
省吾と浮気していたが、夫に内緒で昼ラウンジで
働いていたことがわかるなど、浮気相手は一人ではない。
実の父親は体育教師。父のことが怖い。
子供はミクちゃんだけを引き取りたい。
早苗のご主人（浩輔さん）
早苗の不倫に深く傷ついているが、２人の子供たちを連れて
これから前に向かおうとしている。
引き続き、早苗のご主人の家。
ママに会いたいかと聞かれ
会いたいとは思ってないと
そう答えたミクちゃん。
夜になり、お兄ちゃんが
リビングで宿題をしている間に
ベランダで洗濯物を干していた
ご主人のところに
ミクちゃんがやってきた。
ミクちゃん「ねぇパパ。」
早苗の夫
「ん、どうした？」
ミクちゃん
「さっきのにーにの質問ね。」
早苗の夫
「ん、あぁ、ママのことか？」
ミクちゃん「うん。」
ご主人は一旦手を止めて
ミクちゃんの背の高さに合わせて
膝をついた。
早苗の夫
「うん、どうした。」
ミクちゃん
「ママのこと聞いたから、
パパが傷ついちゃった？」
早苗の夫
「えっ、いや、そんなことないよ。
傷ついてなんてない。
ママのこと聞いちゃダメなんて
思ってないから。
それよりミクがそうやって
パパのこと気にして
本当に思ってることを
言えなくなる方が嫌だから。」
ミクちゃん
「・・うん、、そっか。。。」
早苗の夫
「ミク、、、？
・・・本当はどう思ってる？
やっぱりママに 会いたいのか？」
その時
ミクちゃんがご主人に
ぎゅっとしがみついた。
ミクちゃん
「違うよ。その反対だよ！」
早苗の夫「・・ん？」
ミクちゃん
「ママのこと聞いたのは
またママが急に家に来たりして
ミクのこと
連れて行ったりしたら、、
パパが悲しいから、、
ミクもにーにも嫌だから。
だから聞いたんだよ。」
早苗の夫
「そうなのか？」
ミクちゃん
「パパ、、最近疲れてるから、、」
早苗の夫
「え、、、」
ミクちゃんはずっと
ご主人のことを見ていた。
ご主人は、子供たちはあえて言ってないが
仕事と子育ての他に
弁護士とのやりとりや
引っ越し、子供の学校の手続きなど
やることが盛り沢山過ぎて
それでミクちゃんは、そんなパパを見て
あまりにも大変そうだから
もしかしたら自分たちは
ママに預けられるんじゃないかとか
心配していたようだ。
早苗の夫
「ミク・・そんなこと考えてたのか・・・
ありがとな、、心配かけてごめん。
パパは、大丈夫だから。
これから引っ越したらまた
じーじとばーばも色々と
手伝ってくれて、、そしたらパパ
今よりももっと元気になるから。」
ミクちゃん
「うん、、ミクはパパと絶対に
離れたくないんだからね！」
ご主人はこのミクちゃんの言葉で
一気に疲れが吹き飛んだ。
--------------------------------
シーズン１〜14までのまとめと、
わたしがブログを書く理由はこちら
↓
シーズン１を原作とした物語が、
KADOKAWAさんより電子書籍で
発売になりました。主なサイトはこちらです。