登場人物

パンダ…ブログ主

 

大原理央さん

壱子ちゃんのママ友。幼稚園に通う娘(リミちゃん)と、
小学生の息子(省太郎くん)がいる。

夫の省吾が、幼稚園のママ友の早苗と

不倫をしていた。実母は若年性アルツハイマー。

父親は寡黙な人だが、理央さんを想っている。

一人姉がいる。

 

理央さんの父

娘と子供を心底心配し、愛している。

 

大原省吾

理央さんの夫。ミクちゃんママとのW不倫が

家族にバレた後、なんとか再構築したいと考えているが

考え方が甘い。

 

省吾の母と父

理央さんにとってはお義母さんとお義父さん。

理央さんの味方ではあるが、この母親が

省吾に甘すぎたために、振り回されている。

 

早苗(ミクちゃんママ)

省吾と浮気していたが、夫に内緒で昼ラウンジで

働いていたことがわかるなど、浮気相手は一人ではない。

実の父親は体育教師。父のことが怖い。

子供はミクちゃんだけを引き取りたい。

 

早苗のご主人(浩輔さん)

早苗の不倫に深く傷ついているが、2人の子供たちを連れて

これから前に向かおうとしている。

 

 

 

石川会長との電話を切った後

ご主人は何か

つきものが落ちたかのように

すっきりした気持ちにもなった。

 

 

もちろんこの時はまだ

会長からサッチー様の話を聞いただけで

状況は何も変わってなかったが

心持ちひとつでこんなにも楽になるのも

1つの発見だった。

 

 

 

 

この時は12月。

 

 

ご主人とお子さんたちは

ご主人のご両親と共に

子供たちを連れて

ディズニーランドに行った。

 

 

 

 

 

年末、

サッチー様の仕事は早かった。

 

 

 

弁護士を通して早苗に

慰謝料請求や、脅迫の件で

書面をすぐに送った。

 

 

 

しかしその内容には

 

「これらはまず自分のご家族に

 慰謝料等の

 支払いを終えてからとする。」

 

 

と条件をつけてあったようで

つまり早苗はご主人に

ある程度の支払いをしなければ

サッチー様に即バレする流れに。

 

 

 

ただ実際その金額は

ご主人とサッチー様と理央さんと

その他も合わせたら

どのくらいになるのか

そこまではご主人が把握できない。

 

 

 

早苗もさすがにもう、

自分では太刀打ちできなくなったのか

弁護士を雇ったようなのだが

こんなことを引き受けるくらいなので

お金にもなるわけないと

わかっているのか

 

かなりのらりくらりの対応だ。

 

 

 

けれどご主人はもう、

早苗の対応が遅くなろうが

どっちでもいいという

境地にまでなっている。

 

 

前はなんとしてでも、

1日でも早く全部払ってもらって

関係を断ち切りたいと思っていたが

 

そこもご主人の心境が変わった。

 

早苗が毎月支払いを続けたことで

別に過去の過ちを

悔いたりするようなことはないと思うが

 

それでもこの先ずっと

借金を追い続ければいい。

 

 

 

 

とはいえ支払いが始まったのが

2月からで

 

 

実際に支払った額、

 

2月 3万

 

3月 3万

 

 

 

 

・・・・なんだこれは。

 

 

慰謝料と養育費、

何十年払うつもりなのだ?

 

 

 

 

 

 

2024年になったばかりのお正月。

 

 

ミクちゃんが言った。

 

 

 

 

ミクちゃん

「ねぇ、ママってお正月は

 じーじのところで過ごしてるの?」

 

 

 

何気ない質問だったが、

お兄ちゃんの顔が強張る。

 

 

 

 

早苗の夫

「うーん、多分そうだよ。」

 

 

 

ミクちゃん

「へー、そっか!」

 

 

 

ミクちゃんはそう言うと

スタスタテレビの方に向かって

それ以上何も言わず

普通の顔してテレビを見ている。

 

 

残念そうな顔でも、

悲しそうな顔でもなかった。

 

 

 

 

だけど

その質問の意図がなんだったのか

ご主人はあえて、聞かずにいた。

 

 

 

 

 

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シーズン1〜14までのまとめと、

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「これまでのシリーズまとめ」ハートのバルーン

 

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