登場人物
パンダ…ブログ主
早苗（ミクちゃんママ）
省吾と浮気していたが、夫に内緒で昼ラウンジで
働いていたことがわかるなど、浮気相手は一人ではない。
実の父親は体育教師。父のことが怖い。
子供はミクちゃんだけを引き取りたい。
早苗のご主人（浩輔さん）
早苗の不倫に深く傷ついているが、２人の子供たちを連れて
これから前に向かおうとしているが、、
石川会長
早苗の不倫相手。70代。企業の会長をしている。
最近ガンを患っていることが発覚したが
ご主人は慰謝料請求のために、内容証明を送った。
石川会長
「そんな嘘つくなんて、
想像もつかないじゃないですか・・」
石川会長の顔が、
悲しみと苦痛に歪む。
石川会長
「そりゃあ私も今まで
仕事では色々とありましたよ。
お金を貸して帰ってこないことも
裏切りも嘘も。
でも、、この手の嘘は
初めてなんですよ。」
早苗の夫
「………」
石川会長
「ですから内容証明をいただいた時
かなりショックを受けましてね・・
結婚されてたことにとか
そういうことじゃなくて、、
もしかしたらお子さんのこと
嘘なんじゃないかって思うと
ホッとしたのと、、、
…あんなに自然に涙を流したり、
嘘をついていたことに
驚きましてね・・・
一体何が本当だったんだろうかと
それで思わず弁護士の方に
すぐにご連絡して、
今日に至るというわけです。」
早苗の夫
「そう、、、ですか、、、」
ご主人はなんだか急に、石川会長に
同情の気持ちまで湧いてきた。
早苗の夫
「正直私も、、これまで
どんな嘘をつかれていたのか
全然わからないんですよ・・・
今回のことが発覚するまで
家のことはちゃんとやってる
・・と思ってましたし
子供たちのことも、、、
実際子供たちは、
素直で明るいです、、、
なんでこんなことにって・・・」
石川会長
「そうですか・・・」
弁護士の2人も黙っていて
重たい空気が流れる。
早苗の夫
「…石川さん、、早苗のこと、、
詐欺で訴えてはどうですか。」
石川会長「えっ。」
早苗の夫
「だって、、これまで早苗に
いくら援助してたんですか。
それって、詐欺じゃないですか。
誰かが立ち上がらないと
早苗はこの先もずっと
そうやって生きていくんですよ。
だって今早苗は、会員制の
デートクラブみたいなところに
登録してるんですから。」
石川会長
「……いやぁ、、それは、、、」
その時、石川会長の弁護士が
口を開く。
石川会長の弁護士
「その立証は、相当難しいです。
もし訴えるとなると
その証拠がないといけませんし
石川会長にもかなり
ご負担をかけることになります。
それは、特に今のこの時期は
お勧めしません。。。
他にも同じような被害にあった方を
募るなどできたらまた
別の話ですけど・・・」
早苗の夫弁護士
「・・・・奥様の選ぶお相手は
基本的に既婚者の方なので、
お相手も家族にバレたくなとか
後ろめたさもあって
募っても、、難しいかもしれません。」
早苗の夫
「まぁ、、そうですね・・・
相手が既婚者となると・・
そもそも
早苗と付き合ってること自体
・・どうかってことですもんね・・」
また、沈黙が流れるが
石川会長
「しかしご主人、、
今回私がお話したかったのは、
一番は、お詫びの気持ちです。」
石川会長が、再び頭を下げる。
石川会長
「奥様の嘘がどうあれ
私はあなたの奥様と
お付き合いという形になって
身体の関係がないと
私がいくら口頭で言っても
それを証明する術がない。
ホテルに行った時点でもう
そんなことを
信じていただけるわけがない。
慰謝料は、
ご主人がおっしゃる金額の
満額お支払いします。
本当に、、、
申し訳ございませんでした。」
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