登場人物
パンダ…ブログ主
大原理央さん
壱子ちゃんのママ友。幼稚園に通う娘(リミちゃん)と、
小学生の息子(省太郎くん)がいる。
夫の省吾が、幼稚園のママ友の早苗と
不倫をしていた。実母は若年性アルツハイマー。
父親は寡黙な人だが、理央さんを想っている。
一人姉がいる。
理央さんの父
娘と子供を心底心配し、愛している。
大原省吾
理央さんの夫。ミクちゃんママとのW不倫が
家族にバレた後、なんとか再構築したいと考えているが
考え方が甘い。
省吾の母と父
理央さんにとってはお義母さんとお義父さん。
理央さんの味方ではあるが、この母親が
省吾に甘すぎたために、振り回されている。
早苗(ミクちゃんママ)
省吾と浮気していたが、夫に内緒で昼ラウンジで
働いていたことがわかるなど、浮気相手は一人ではない。
実の父親は体育教師。父のことが怖い。
子供はミクちゃんだけを引き取りたい。
そしてママ友グループには・・・
早苗のご主人(浩輔さん)
早苗の不倫に深く傷ついているが、2人の子供たちを連れて
これから前に向かおうとしているが、、
リミちゃん
「パパのこと、
リミちゃんは
大好きなのに!!」
まだ、
たった5歳のリミちゃんの叫びに
皆は泣き崩れる。
省吾の母
「リミちゃん、ごめんね。
パパがごめんね・・・
省太郎くんも理央さんも、、
本当になんでこんな・・・
もう、こんな、、
うぅぅぅぅぅぅ」
省吾は、手を振り払われたからか
リミちゃんのそばで
触れられない距離で膝をつく。
省吾
「リミ、ごめんな、、
ごめんなさい・・・
省太郎も・・・
パパは本当に、、
大変なことをしました・・
ここまでみんなが
傷つくなんて想像もしないで
軽い気持ちだったと思う・・」
リミちゃんはずっと
理央さんにしがみついている。
さすがの省吾も、これには
心底堪えていた。
省吾
「正直に言います。
パパがお金を借りたり
ママ以外の人と遊んでしまった時
パパは何も考えずに、、
行動してしまいました。」
省吾の父
「……っ、、、」
省吾
「でももう、、
信じてもらえないかもしれないけど
そのことと、パパがみんなのことを
好きじゃないこととは全然別で、、
本当に違います・・・
リミのことも、省太郎のことも
ママのことも・・・
まさかこんな風に傷つけて
失うなんて・・
思ってもなかったです・・」
章太郎くん
「…どうして、思わなかったの?
僕でもそんなことわかる。
ママが傷つくことだって。」
理央さん
「うぅ・・・・」
本当に、省太郎くんの方が
なんでもわかっている。
それが苦しい。
省吾
「そうだよな、、うん、、
わかるよな、、、
それはパパが本当に、、
馬鹿だからだ、、」
省太郎くん
「…バカって、、、
それで、、どうするの?
どうなるの?」
省太郎くんが、不安な顔をする。
省吾は理央さんの顔を見て
唇をギュッと噛む。
省吾
「まずはお金のこと、、、
省太郎たちには絶対に
迷惑かけないから。
そのことで省太郎たちが
欲しいものが買えなかったり
生活に困るようなことは
絶対にしない。」
省太郎くん「…‥」
省吾
「あとは、、
ママとちゃんと話して
ママが嫌がるようなことは
絶対にしない、、」
理央さんの父
「本当にそんなこと
出来るのか。」
省吾
「そこは、、
僕の発言がいつも
ズレているって言われるので、、
自分の考えにもう
自信がないんですけど、、
聞きながら、受け入れていきます・・
これまでのこと、、
いや、、今までも
反省してたんですけど・・・
今日の子供たちの顔を見て
・・自分がどれだけのことをしたか・・
今更ですけど、、
やっと、、、
わかりました・・・」
省吾はそう言うと、
膝から崩れ落ちて、
涙をぼたぼたと流した。
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