登場人物

パンダ…ブログ主

 

大原理央さん

壱子ちゃんのママ友。幼稚園に通う娘(リミちゃん)と、
小学生の息子(省太郎くん)がいる。

夫の省吾が、幼稚園のママ友の早苗と

不倫をしていた。実母は若年性アルツハイマー。

父親は寡黙な人だが、理央さんを想っている。

一人姉がいる。

 

理央さんの父

娘と子供を心底心配し、愛している。

 

大原省吾

理央さんの夫。ミクちゃんママとのW不倫が

家族にバレた後、なんとか再構築したいと考えているが

考え方が甘い。

 

省吾の母と父

理央さんにとってはお義母さんとお義父さん。

理央さんの味方ではあるが、この母親が

省吾に甘すぎたために、振り回されている。

 

早苗(ミクちゃんママ)

省吾と浮気していたが、夫に内緒で昼ラウンジで

働いていたことがわかるなど、浮気相手は一人ではない。

実の父親は体育教師。父のことが怖い。

子供はミクちゃんだけを引き取りたい。

そしてママ友グループには・・・

 

早苗のご主人(浩輔さん)

早苗の不倫に深く傷ついているが、2人の子供たちを連れて

これから前に向かおうとしているが、、

 

 

 

 

 

 

 

 

ある日、私の携帯が鳴る。

 

 

 

私電話

「あれ、壱子ちゃん?どした?

 久しぶりー。」

 

 

 

壱子さん電話

「あのっ、久しぶりです。

 

 あの・・実はちょっと、、

 10分くらいでは

 話きれないほどの諸々がありまして

 

 あぁ、、

 どこから話したらいいか・・」

 

 

 

それから壱子さんは色々話し始めたが

多分焦っているのか

話があちこちに飛んでいる。

 

友達のことでこんなに

一生懸命話すなんて

本当に翔くんは

良い奥さんもらったなぁ。

 

 

 

でも

 

 

 

私電話

「待って待って、壱子ちゃん。

 

 つまりどういうことなのか

 全然わからないから、

 一旦整理しよう!」

 

 

 

と途中で話を止めたくらいだったので

その時まだ私も

家のことが途中だったこともあって

改めて夜に、話すことになった。

 

 

 

ただ、そこはやはり

さすがの壱子さん。

 

 

私と電話で話す前に、

登場人物や時系列みたいなものを

エクセルで要点だけまとめて

送ってくれた。

 

 

 

そして、夜。

 

 

 

 

私電話

「つまり、今理央さんは、

 ママ友たちにどこまで話すか

 話さないかを

 迷ってる感じなんだね。

 

 あとは今回の件を、

 ご主人に話すかどうかも。」

 

 

 

壱子さん電話

「そうです・・

 今のままだと早苗が先に

 ママ友たちに変なこと

 言いそうなので、、

 

 ちなみに今日最後にママ友が

 返信したLINEの返事

 既読になったまま

 返ってきてないそうです。」

 

 

 

 

私電話

「……返信が返ってこないというか

 早苗本人がどっかに行ってて

 家に帰ってきてないだけでは?」

 

 

 

 

壱子さん電話

「……それはありえます…

 

 それでパンダさん・・

 ママ友たちの方、

 どうしたら良いですかね・・」

 

 

 

 

 

私の頭には相変わらず

まだ何も思い浮かんでないが

 

聞きながら色々と

もどかしさや怒りや苛立ちなど

思うことは多々ある。

 

 

 

 

 

私電話

「それはね、壱子ちゃん。

 

 当事者じゃない私と壱子ちゃんが

 こうして話しているのが

 一番ややこしい構図よ、これ。

 

 私さ、普段子供の送り迎えって

 ビューって行ってビューって帰るから

 ママさんたちとの交流って

 オホホー、またねー

 みたいなやつしかなくて

 わからないことが多いけど

 

 こういうのってあまりずるずるしていたら

 噂が勝手に広がって

 収集つかなくなったりするんでしょ?

 

 

 ちょっとこの電話に

 理央さん入れてもらえるかな?

 グループ通話できるか

 聞いてもらって良い??」

 

 

 

 

壱子さんはすぐに「わかりました!」

と返事をして、

理央さんに電話をかけた。

 

 

 

 

 

※今日中に続く。

 

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