登場人物
パンダ…ブログ主
山田壱子ちゃん
理央さんのママ友。
苺ちゃん
壱子さんと翔くんの娘。
大原理央さん
壱子ちゃんのママ友。幼稚園に通う娘（リミちゃん）と、
小学生の息子（省太郎くん）がいる。
夫の省吾が、幼稚園のママ友の早苗と
不倫をしていた。実母は若年性アルツハイマー。
父親は寡黙な人だが、理央さんを想っている。
一人姉がいる。
理央さんの父
娘と子供を心底心配し、愛している。
大原省吾
理央さんの夫。ミクちゃんママとのW不倫が
家族にバレたが、再構築を希望している。
省吾の母と父
理央さんにとってはお義母さんとお義父さん。
理央さんの味方になってくれるが
義父さんは「離婚しないで欲しいと」言う。
早苗（ミクちゃんママ）
省吾と浮気していたが、夫に内緒で昼ラウンジで
働いていたことがわかるなど、浮気相手は一人ではない。
実の父親は体育教師。父のことが怖い。
最近、ミクちゃんだけを引き取りたいと言い出した。
早苗のご主人（浩輔さん）
不倫の事実を聞いて、早々に離婚を考えている。
最近息子（お兄ちゃん）に、夫婦で話していることを
聞かれてしまった。
知れば知るほど、
夫の知らない一面が出てくる。
もうこれ以上
聞かなくてもいいのに、
知らなくてもいいのに
ここから逃げ出したいのに
理央さんはそれでも
1つ1つ聞いてしまう。
省吾は金融会社から
毎月ちょっとしたお金を借りていた。
それなのに早苗からも
投資のためにお金を借りて
それもうまくいかなくて
他の女友付き合って、
お金を借りて
まとめると、今回
お義母さんから借りた300万円は
150万円投資に注ぎ込んだ。
50万円早苗に返した。
（あと250万円の返済が残っている。）
50万円はア●ム
3年前から少しずつ借りていたお金が
膨れ上がっていたが、
今回で完済。
最後の50万円は
早苗以外の女に借りていた50万円
理央さん「……」
省吾の父「……」
省吾が出て行ったあと、
お義父さんと二人になり
少しの間だけ、沈黙が流れる。
省吾の父
「……理央さん、もう、、
なんと言ったらいいか・・」
理央さん
「いえ、、お義父さんは何も・・」
なんと言ったらいいかわからないのは
理央さんも同じだった。
省吾の父
「いや、、アレはもうダメだ、、
母さんにも、何度あいつを
甘やかすなと言ってもダメだし、、
お金の件も、
人様に迷惑をかけるくらいなら
親が出すべきだって言って
…出した結果が、これだ、、、」
理央さん「……」
省吾の父
「理央さん、、
前にわたしが理央さんに
離婚を思い留まるようなこと・・
そんなことを、言ってしまったけど・・
間違いだったよ、、
離婚して、理央さんや孫たちが
辛い思いしないかとか、、
もちろんわたしだって孫たちに
会いたいって思ってたけど、、
本当に、、、
孫たちのために、
早くあんな男とは、、
離婚しないとな、、、、」
理央さん「……」
省吾の父
「でも、、今日は理央さん
どうする・・」
理央さん「…それは、、」
省吾の父
「母さんと話すなら、
孫たちが寝てからの方がいいから
泊まって行った方がいいし、、
もう帰りたいなら、
それも仕方ない、、、
ひとまず夕飯は、
一緒に食べよう、、、」
お義父さんはそう言って
先に立ち上がり、
理央さんも条件反射で
その後をついて行った。
その背中が、小さく丸まっていて
なんともやるせない気持ちになる。
理央さん
「……お義母さんとは、、
話したいです、、、」
背中にそう伝えると
省吾の父「そうか・・・」
お義父さんがそう呟いて
二人はリビングに向かった。
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