登場人物

パンダ…ブログ主

 

大原理央さん

壱子ちゃんのママ友。幼稚園に通う娘(リミちゃん)と、
小学生の息子(省太郎くん)がいる。

夫の省吾が、幼稚園のママ友の早苗と

不倫をしていた。実母は若年性アルツハイマー。

 

大原省吾

理央さんの夫。ミクちゃんママとのW不倫が

家族にバレたが、再構築を希望している。

 

省吾の母と父

理央さんにとってはお義母さんとお義父さん。

理央さんの味方になってくれるが

義父さんは「離婚しないで欲しいと」言う。

 

早苗(ミクちゃんママ)

省吾と浮気していたが、夫に内緒で昼ラウンジで

働いていたことがわかるなど、浮気相手は一人ではない。

実の父親は体育教師。父のことが怖い。

最近、ミクちゃんだけを引き取りたいと言い出した。

 

早苗のご主人(浩輔さん)

不倫の事実を聞いて、早々に離婚を考えている。

最近息子(お兄ちゃん)に、夫婦で話していることを

聞かれてしまった。

 

 

 

 

 

早苗の捨て台詞に、

拳を握りしめたまま

立ち上がったご主人。

 

怒りに震えながら、

店の入り口まで歩いて行こうとしたら

先ほどの店員さんが飛んできた。

 

 

 

店員

「あのっ、

 もうおかえりですか・・」

 

 

 

 

早苗の夫

「あぁ、はい、すいません。

 

 ・・女性の方たち、気を遣って

 席を離れてくれて、、

 

 あの、支払い、、、

 いくらです、か。」

 

 

 

 

店員

「いえっ、何も飲まれていませんし

 お時間も15分程度でしたので、、

 お支払いは・・」

 

 

 

 

早苗の夫

「いや、さすがにこんなお店で

 そういうわけには・・・」

 

 

 

店員

「本当に大丈夫ですから!」

 

 

 

ありがたかったが、

 

ご主人にはそれが店員なりの

(だからもう、来ないでくださいね)

にも聞こえて

 

1万円ほど置いて行こうかと思ったが

もう来るつもりもないし、

これが早苗の売り上げに

なってしまうかと思ったら

やっぱり払いたくなかったので

 

 

 

早苗の夫

「そうですか・・・

 それでは・・

 

 申し訳ありませんでした。」

 

 

 

 

そう言うご主人に店員の方は

何度もペコペコと頭を下げていた。

 

 

 

 

 

 

 

そんな内容をかなり要約して

 

ご主人は、理央さんにLINEで

報告していた。

 

 

 

 

 

理央さんは読みながら

ずっと絶句していた。

 

 

もう、あの女は変わらない。

 

 

 

 

理央さんLINE

「ご主人、、もう早苗さんが

 夕方に誰と会っていたとか、、

 

 調べない方が

 いいんじゃないですか・・

 

 私はご主人が心配です。」

 

 

 

 

早苗の夫LINE

「…そうですね、、

 

 わたしも本当は早苗に

 それを聞きに行ったはずだったのに

 車で会ってたとか聞いて、

 

 もしかしたらそれをお兄ちゃんが

 見てしまったんじゃないかとか

 そんなことを思ったら

 気が動転して、怒りが込み上げて

 訳わからなくなってしまって、、

 

 

 でも、、相手が誰かは

 まだ気になるんですよ、、

 

 早苗にも腹が立ってますけど

 家にまで来て、

 何してたのかとか、子供がいるの

 知ってたのかとか、

 そう言うの考えて、、

 

 慰謝料も取りたいし、、

 

 こういうの負のループなんですかね。

 我慢すべきですか?

 

 でも、、何でこれ、

 こっちが我慢しないと

 いけないんでしょうかね。」

 

 

 

そう言われて理央さんは

返事に困った。

 

 

確かにどうしてこっちが

我慢して、耐えないといけないのか。

 

 

慰謝料を取れるのなら

とって欲しいとも思う。

早苗だけじゃなくてその相手にだって

自分がどれだけのことをしたのか

わからせたいとも思う。

 

 

けれどそのことに

ご主人がとらわれてしまうと

それこそ負のループなのだ。

 

 

 

 

 

 

 

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