登場人物
パンダ…ブログ主
大原理央さん
壱子ちゃんのママ友。幼稚園に通う娘(リミちゃん)と、
小学生の息子(省太郎くん)がいる。
夫の省吾が、幼稚園のママ友の早苗と
不倫をしていた。実母は若年性アルツハイマー。
大原省吾
理央さんの夫。ミクちゃんママとのW不倫が
家族にバレたが、再構築を希望している。
省吾の母と父
理央さんにとってはお義母さんとお義父さん。
理央さんの味方になってくれるが
義父さんは「離婚しないで欲しいと」言う。
早苗(ミクちゃんママ)
省吾と浮気していたが、夫に内緒で昼ラウンジで
働いていたことがわかるなど、浮気相手は一人ではない。
実の父親は体育教師。父のことが怖い。
最近、ミクちゃんだけを引き取りたいと言い出した。
早苗のご主人(浩輔さん)
不倫の事実を聞いて、早々に離婚を考えている。
最近息子(お兄ちゃん)に、夫婦で話していることを
聞かれてしまった。
早苗のご主人は
いてもたってもいられず
早苗が勤めていた
昼ラウンジで
そこの女性から話を聞こうと
そのラウンジに足を向けた。
するとそこに、
早苗がいたのだ。
※ここからはわかりやすくするために
会話形式で書きます。
◆
店員
「いらっしゃいませ、
お客様お一人ですか?」
早苗夫「はい、、」
店員
「こちら、初めてですか。」
早苗の夫
「あ、はい。。
初めてですけど、、」
省吾と一緒に来たら良かった
と、一瞬後悔した。
早苗の夫
「僕の友人がここに来たことあって
いいお店だからって、
紹介してくれたんです。」
店員
「さようでございますか!
それはありがとうございます。
ちなみにその方からは
お店のことはどのように、、
ペラペラペラペラ」
店員が話している間に
ご主人は何気なく
店内に目をやる。
すると
早苗の夫
(・・・・早苗、、、)
早苗が普通に、
見知らぬ男の隣に座り
ニコニコ笑っている。
思わず(あっ)と声に
出してしまいそうだったが
そんなことをして
店員の方に怪しまれたら困る。
息が止まるほどの驚きだったが
ご主人は動揺を顔に出さないように
冷静に伝えた。
早苗の夫
「あの・・・
いきなり指名って
出来るものなんですか・・」
店員
「いえ、当店は指名制度
というものはありませんで
最初は数名の女性がつきまして
そこから気に入った子がいましたら
(担当制)という形になりまして
しかし当店は
そんなに規定がないので
もしそのご友人のご紹介なら
ペラペラペラペラ」
早苗の夫
「あぁ、では、、
あの方を・・・」
ご主人は早苗を指差す。
店員
「かしこまりました。
では、すぐに
ご案内いたしますので
こちらにどうぞ。」
ご主人は店員に促され
席に座る。
そこからあえて
早苗から見えない角度に座る。
そしてまずは、
2名の女子がやってきて
たわいのない話をし始める。
すると数分して
早苗
「はじめましてー。
ご紹介に預かりま、、、
!!!ちょっと、
なんであなたがここにっ」
早苗の夫
「それを聞きたいのは
こっちの方だよ。
なんでまだここで
働いてるんだよ。」
早苗
「いきなりこんなとこまで来て
卑怯でしょっ。」
早苗の夫
「卑怯なのはどっちだよ。
お前どれだけ嘘つくんだよ。」
早苗
「また調べたの?
探偵でもつけたの?」
早苗の夫
「は?俺はまさかお前が
まだここにいるなんて
夢にも思わなかった。」
早苗
「じゃあなんでここに来たのよ!」
早苗が立ったままで
一応声は抑えつつ、苛立っている。
その席に座っていた女性たちが
驚いた様子で、グラスを持って
その場からゆっくりと去っていく。
早苗の夫
「・・一回ここに座れよ。」
早苗
「いやよ!」
早苗の夫
「・・いいのか。
座らないなら、
ここの店長に色々話すぞ。」
早苗
「いやよ!何考えてるの?!」
それはこっちのセリフだよと
ご主人は早苗の手を引き、
そこに座らせた。
------------------------------