ここまでのあらすじ

 

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お読みいただいてありがとうございます。

読んでくださる方が多くなったため

簡単なあらすじをまとめています。

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ミキの目の前で、和歌子に電話をかける。

 

和歌子はすぐに出た。



 

私電話

「あの、さっきは

 ありがとうございました。


 お伝えした通り、

 全て奥さんに話しました。

 今、目の前にいます。」

 



和歌子電話

「そう、ですか。。」


 

私から突然電話をした時よりも

力ない声で、あきらかに上ずっている。

 

電話越しの和歌子から

強い緊張感が伝わる。

 

 


私電話

「和歌子さん、

 私たちは今日これからもし

 お会いしたとして、決して今

 あなたを責め立てたいわけじゃないです。

 

 彼の嘘の答え合わせをしたいというか

 それで真実を明らかにしたいんです。 


 だから私たちが落ち合った後は

 そのままタクヤさんに

 会いに行きましょうよ。

 

 これは和歌子さんも、

 望んでいたことですよね。」 



 

和歌子電話

「はい‥そうですね‥」



 

私電話

「もし1人でこちらに来ることに

 抵抗があるようなら

 ご友人が一緒でもいいです。


 なんなら夜、

 突然タクヤも同席しているところに

 来ていただいてもいいんですよ。」

 



そうして私は

今いる場所を、和歌子に伝えた。

 

 

和歌子電話

「わかりました。

 今、その場所の近くにいないので

 1時間だけ待ってもらえませんか。」

 


私はミキと目配せをして

ミキが静かに頷く。




私電話

「もちろんです。

 急なことなので、待ちます。」

 



和歌子電話

「すいません、じゃあその頃

 連絡しますね。」

 

 

電話を切って、私たちは

安堵のため息をついた。

 

 

 

しかしその1時間後

 

和歌子は私が思ったより

 

 

馬鹿だったということが

よくわかった。