登場人物
パンダ…ブログ主
大原理央さん
壱子ちゃんのママ友。幼稚園に通う娘(リミちゃん)と、
小学生の息子がいる。
夫の省吾が、幼稚園のママ友の早苗と
不倫をしていた。実母は若年性アルツハイマー。
大原省吾
理央さんの夫。ミクちゃんママとのW不倫が
家族にバレたが、再構築を希望している。
省吾の母と父
理央さんにとってはお義母さんとお義父さん。
理央さんの味方になってくれるが
義父さんは「離婚しないで欲しいと」言う。
早苗(ミクちゃんママ)
省吾と浮気していたが、夫に内緒で昼ラウンジで
働いていたことがわかり、ご高齢の太客(石川さん)もいる。
実の父親は体育教師。父のことが怖い。
早苗のご主人(浩輔さん)
不倫の事実を聞いて、早々に離婚を考えている。
現在病院に運ばれ入院中。
早苗のご主人が現れて
混乱した様子の奏多くんママ。
しかしその奏多くんママからの話に
ご主人の方は、もっと混乱した。
早苗の夫
「あの・・・ご主人が・・・
うちの妻に、、
お金を渡していた・・?
それは一体・・
どういう意味でしょうか・・
なんで、わかったんですか?」
奏多くんのママ
「うちでは、
家族の口座を作ってるんですが
その管理は基本的に
夫がネットでやっていて・・
でもこの間たまたま私が
新しく始めた仕事の
臨時収入が入ったので
それを入れておこうと・・
通帳から入金したら自動的に
通帳記入される形になって・・
そしたらそこから・・
不定期に数万円ずつ
引き出されてたんです・・」
早苗の夫
「……不定期に・・・」
ご主人は、スーッと息を吸う。
奏多くんのママ
「…それからすぐに
問い詰めようか迷いましたが
ごまかされたり
隠されたら怖いので、、
携帯を見ようと思ったら
やっぱりロックがかかっていて
それでもう・・パニックで、、
自分でも唐突だと思いましたけど
探偵を雇いました。」
早苗の夫「えっ」
なんと。
ご主人が躊躇っていた
探偵を雇うということ。
奏多くんママは
銀行口座の不穏な動きの翌日には
即相談に行ったそうだ。
なんという行動力。
早苗の夫
「探偵ってでも・・
それじゃあすごく
お金がかかったんでは・・」
奏多くんのママ
「そうですけど、
このまま銀行から毎月お金が
引き出され続けることを考えたら
結局探偵を雇った方が
安いって思いました・・」
あぁ、確かにそうか・・・
早苗の夫
「それも、そうですね・・
でもその引き出したお金は
全部妻に・・って
ことなんでしょうか。」
奏多くんママは、
ため息をついて首を振る。
奏多くんママ
「いえ・・
それはわかりません・・
わかりませんけど、
うちの夫はきっと奥さん以外にも
浮気とかパパ活とか
してるんですよ・・・」
早苗の夫
「え・・・じゃあ
初めてでは、、
ないんですか・・・」
奏多くんママ
「お恥ずかしいですけど・・・
そうなんですよ・・・
前にも見つけて
(今度発覚したら離婚)っていう話も
したことがあるんです。
だから、すぐに探偵を
雇ったんです・・」
早苗の夫
「なるほど、、そうですか・・・
やっぱり浮気する人は、、
もう、クセになるというか
やめられないんですかね・・」
奏多くんママ
「もう、
そうなんだと思います・・
それで実際に探偵を雇って
わかったことは、
今のところ相手は3人いて」
え。
奏多くんママ
「だから、奥様だけが
相手ではないんですが・・
…既婚者で、
お子さんがいるのは
奥様だけでした。
他の2人は、独身の女性です。」
早苗夫「……」
奏多くんママ
「独身だったらいいとか
そんなこと全然
思ってないですけど・・
奏多とそちらの息子さんは
仲の良い友達ですよね。
だから、、許せなくなってしまって
それで、、、すいません。
子供がいる前で奥さんに
強い言い方を・・・」
また、頭を下げる奏多くんママに
ご主人も思わず頭を下げていた。
早苗の夫
「それで、、早苗は、、
なんて言ってたんですか?」
探偵を雇って
他に何がわかったんですか?
探偵を雇ったこと
そもそも早苗に言ったんですか?
ご主人の頭の中には
聞きたいことが一気に溢れていた。
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