登場人物

パンダ…ブログ主

 

大原理央さん

壱子ちゃんのママ友。突然ご主人が、

理央さんの不倫を疑い二人の子供(小学生の息子と、

幼稚園の娘:リミちゃん)を連れて、

実家に帰ってしまったが、その理由が・・

 

理央さんの母親

最近、若年性アルツハイマーで、

これから施設に入るか家族と相談中。

 

大原省吾

理央さんの夫。ミクちゃんママとのW不倫が

家族にバレ、再構築を希望している。

 

省吾の母と父

理央さんにとってはお義母さんとお義父さん。

理央さんの味方になってくれるが

義父さんは「離婚しないで欲しいと」言う。

 

早苗(ミクちゃんママ)

省吾と浮気していたが、夫に内緒で昼ラウンジで

働いていたことがわかり、ご高齢の太客もいる。

実の父親は体育教師。父のことが怖い。

 

早苗のご主人(浩輔さん)

不倫の事実を聞いて、早々に離婚を考えている。

 

 

 

早苗とおじいさんが

高級焼肉店を出た後

入っていったのは、Barだった。

 

 

 

理央さん

「私・・入ってきて

 いいですか。」

 

 

 

 

省吾

「えっ・・・理央が?

 

 そんなの、顔も知られてるし

 近くに座れるかどうかも

 わからないんだから

 いいわけないだろう!

 

 もしばれたらどうするんだよ!」

 

 

 

早苗の夫「………」

 

 

 

ご主人が、何か考えている。

 

 

 

 

省吾

「ご主人、ダメですよね。

 もしここでバレたら

 この先の尾行が、

 続けられなくなります。」

 

 

 

 

省吾はご主人に向かって

説得するように話しているが

今度は理央さんに向かい

焦ったような顔をしている。

 

 

 

省吾

「それに、女1人でBarに入ったら

 多少は目立つだろう。

 最初は良くても途中から

 あの人何してるのかなって

 チラッと顔くらい

 覗かれるかもしれないんだぞ。」

 

 

 

理央さん

「だけどっ、じゃあここで

 何時間で出てくるかわからないのに

 じっと待ってるの?

 

 焼肉屋の時は、

 コースメニューだったし

 あなたに写真が届いたから

 他のお店で作戦立てながらでも

 待ってることは出来たけど!」

 

 

 

省吾

「確かにじっと待つのは

 大変だと思うけど・・

 

 だから理央は、帰っていいって。

 

 子供たちが寝る前に

 帰ってやれよ。」

 

 

 

 

理央さん

「私は、そういうことが

 言いたいわけじゃない!!

 

 大変とか暇とかそうじゃなくて

 いてもたってもいられないから

 そしたら中に入って

 会話の一つでも、

 聞けたらいいかなって思っただけよ!」

 

 

 

 

 

その時

 

 

 

 

早苗の夫

「…あの、、

 

 理央さんだけなら・・

 バレないかもしれませんよ。」

 

 

 

省吾「ええっ?」

 

 

 

早苗の夫

「今みたいにマスクして

 髪の毛を下ろしてるなら

 入った時にもしチラッと見られても

 全然違和感ないと思いますよ。

 

 それに、早苗はそもそも

 周りのことなんて

 目に入らないでしょうし

 

 薄暗くて、声も発しないなら

 尚更大丈夫ですよ。」

 

 

 

省吾「でも・・」

 

 

 

理央さん

「危ないと思ったら

 すぐに出てくるから。

 

 とにかく、行ってくる。」

 

 

 

 

この時の理央さんは

アドレナリンが

出まくっていたのだと思う。

 

 

ずっと緊張状態が続いていて

何か行動をせずにはいられなかった。

 

 

 

 

 

 

Barなんて、

何年ぶりに入るだろう。

 

 

思った以上に薄暗い店内に

理央さんは戸惑う。

 

 

 

「いらっしゃいませ」

 

 

 

カウンターの中から

バーテンダーさんらしき方が

会釈をしてくれるが

 

広くない、落ち着いた店内で

誰もこちらを振り向かない。

 

 

カップル、女性同士

スーツの男性同士が

それぞれに距離を開けて座り

会話を楽しんでいる。

 

 

 

理央さん(いた・・)

 

 

 

おじいさんと早苗は、

カウンターに座っている。

 

 

その隣に、1名くらい

座れるスペースはあるが

さすがにそんな至近距離に

座れる勇気はない。

 

バーテンダーさんに

話しかけられたら

声も聞こえてしまう。

 

 

 

理央さん

(あそこにしよう・・)

 

 

店内に入って数秒、

理央さんは頭フル回転で

2人の姿を見つけた直後

 

人が通れるほどの距離を挟んだ

その後ろにある小さなテーブル席に、

 

2人と

背中合わせになるように座り

メニューを開いた。

 

 

 

 

  

 

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チビぱんだの机の上が、


いつも細かくいろいろ散らかってしまい

小さな引き出しを徐々に増やしておりますおいで

 
(写真はHPよりお借りしています。)

机の引き出しよりすぐに取り出せて、

細かく分類できるので便利ですキラキラ