登場人物

パンダ…ブログ主

 

大原理央さん

壱子ちゃんのママ友。突然ご主人が、

理央さんの不倫を疑い二人の子供(小学生の息子と、

幼稚園の娘:リミちゃん)を連れて、

実家に帰ってしまったが、その理由が・・

 

理央さんの母親

最近、若年性アルツハイマーで、

これから施設に入るか家族と相談中。

 

大原省吾

理央さんの夫。ミクちゃんママとのW不倫が

家族にバレ、再構築を希望している。

 

省吾の母と父

理央さんにとってはお義母さんとお義父さん。

理央さんの味方になってくれるが

義父さんは「離婚しないで欲しいと」言う。

 

早苗(ミクちゃんママ)

省吾と浮気していたが、夫に内緒で昼ラウンジで

働いていたことがわかり、ご高齢の太客もいる。

実の父親は体育教師。父のことが怖い。

 

早苗のご主人(浩輔さん)

不倫の事実を聞いて、早々に離婚を考えている。

 

 

 

お義母さんから

子供たちの様子を聞いて、安心して

ちょっとだけホッとして

心を落ち着けて席に戻ったら

 

 

早苗から届いた

アンポンタンな内容の

省吾へのLINE。

 

 

 

理央さん

「一体なんなの、これは。」

 

 

 

省吾

「いや、送ったのは

 俺じゃないから・・」

 

 

 

 

理央さん

「いや、それは今まで

 こんなメールばっかり

 やりとりしてたからでしょ!

 

 こんな内容、

 初めて送ってきたわけじゃあ

 ないわよね!」

 

 

 

 

省吾「……」

 

 

 

早苗の夫

「……人のお金で

 高級な肉を食べて、、

 

 他の男にこんなLINEして・・

 

 

 ご主人、ここのLINE

 スクショして送ってください。

 全部証拠になるんで。」

 

 

 

 

理央さん

「あぁ・・そうか、そうですね。

 夫からLINEの提出

 して貰えばいいんですよね。

 

 早苗さんの携帯、

 ロックかかって見れないって

 おっしゃってましたけど

 うちの夫とのやりとりだけは

 わかりますね。」

 

 

 

省吾「いや・・」

 

 

 

理央さん

「…今、見せてくれる。」

 

 

 

省吾

「ちょっと待てよ、さすがに

 今はおかしいだろう。」

 

 

 

 

理央さん

「今一応確認しておかないと

 あとで消す恐れがあるでしょ!」

 

 

 

省吾

「いや、結構消してるよ・・

 

 家に帰る前に毎回

 消すようにしてたから・・」

 

 

 

 

理央さん「は?」

 

 

 

早苗の夫

「まぁ、、今ここで

 そういうのはやめましょう。

 

 時系列的なことは

 両親が揃った場所で

 また伺いますし・・」

 

 

 

ご主人と理央さんはもう

この時すでに、何が何だか

わかっていない状況だった。

 

 

 

省吾

「……あぁ・・また、写真が・・」

 

 

 

律儀に早苗は、コースメニューに

掲載されている写真を

順番に送ってきている。

 

 

それにしても本当に

美味しそうなお肉たちだ。

 

 

 

 

早苗の夫

「半分くらい、

 終わりましたね。

 

 始まってから40分。

 

 やっぱり全部で最低90分は

 かかるんでしょうね。」

 

 

 

 

理央さん

「そうなんでしょうね。

 

 

 それで・・あの、

 

 私ここに、何も考えないまま

 来てしまいましたけど、

 

 もし、早苗さんとおじいさんが

 一緒に出てきて、その後って、、

 

 

 例えばそこで、現地解散したら

 それはどうしますか。

 二手に分かれて、ついていきますか?」

 

 

 

 

急に、そんなことを思う。

 

 

 

ここまで全部思いつきだが

そういえばこの後、

どうしたらいいんだろう。

 

 

 

 

 

省吾

「現地解散なんか、

 しないんじゃあ・・」

 

 

 

 

理央さんはどうしても

省吾が話すと腹が立つ。

 

 

 

 

理央さん

「あなたは

 そうだったんでしょうけど

 そんなのわからないでしょ。」

 

 

 

 

早苗の夫

「……現地解散したら・・

 

 

 確かにそうですね、、

 お二人は、早苗のあとを

 追ってもらっていいですか。

 

 私は相手のことを少し

 尾行しようと思います・・

 

 すぐにタクシーに乗られたら

 取り逃してしまいそうですけど・・」

 

 

 

理央さん

「そうですよね・・

 タクシー、、2人の時も

 乗られたら困りますね・・

 

 でも、はい、わかりました。

 

 現地解散したら、

 二手に分かれるんですね。」

 

 

 

省吾

「あの・・・じゃあ、、

 

 もしも2人がそこから

 

 …最悪の場合

 ホテルとかに入りそうになった時は

 …写真を撮って、、

 

 もうそのまま2人には

 声をかけないんですか。

 

 ホテルに入ってゆくのを

 

 

 ……見届ける形、、に、、

 

 なりますか・・・」

 

 

 

 

 

省吾の発言に、

3人の間には、沈黙が流れた。