登場人物

パンダ…ブログ主

 

大原理央さん

壱子ちゃんのママ友。突然ご主人が、

理央さんの不倫を疑い二人の子供(小学生の息子と、

幼稚園の娘:リミちゃん)を連れて、

実家に帰ってしまったが、その理由が・・

 

理央さんの母親

最近、若年性アルツハイマーで、

これから施設に入るか家族と相談中。

 

大原省吾

理央さんの夫。ミクちゃんママとのW不倫が

家族にバレ、再構築を希望している。

 

省吾の母と父

理央さんにとってはお義母さんとお義父さん。

理央さんの味方になってくれるが

義父さんは「離婚しないで欲しいと」言う。

 

早苗(ミクちゃんママ)

省吾と浮気していたが、夫に内緒で昼ラウンジで

働いていたことがわかり、ご高齢の太客もいる。

実の父親は体育教師。父のことが怖い。

 

早苗のご主人(浩輔さん)

不倫の事実を聞いて、早々に離婚を考えている。

 

 

 

 

早苗がご主人に

返信したLINEには

 

(しばらくお願いね。

 ちょっと1人でちゃんと

 頭冷やして

 冷静に考えたいから。)

 

 そう書いてあった。

 

 

 

理央さん

「一人で頭冷やす結果が、

 ここで焼肉、ですか、、、」

 

 

 

早苗の夫

「こっちは食欲なくて

 なんにも食べたくないのに…

 

 …母親として、というより

 人としての何かが

 全部欠落してますね・・

 

 本当に、、どうして

 結婚してしまったのか・・ 

 後悔しかないですよ・・」

 

 

 

 

それから理央さんたちは、

カフェに入ったが

皆食欲がなかった。

 

 

 

省吾

「……あの、、」

 

 

 

理央さんが

無理に注文したキッシュが

机に置かれた時

省吾がテーブルの真ん中に

携帯を置く。

 

 

 

省吾

「…メッセージはなく、

 肉の写真だけ2枚・・

 送られてきました。」

 

 

見ると本当に

美しく盛られたお肉と

前菜らしき写真。

 

 

 

 

理央さん

「あなたにこういう写真を

 送る暇はあるのね・・」

 

 

 

 

早苗の夫

「……返信したら、、

 返ってくるんですかね。」

 

 

 

省吾

「いや、、メッセージがないので

 あのおじいさんの手前 

 そこまでは、

 できないんじゃないですか。」

 

 

 

 

理央さん

「いやでも、彼女なら

 お手洗いに行った隙に

 きっと返してくるはずよ。」

 

 

 

省吾

「それは、、そうかもしれないけど

 

 でも・・

 なんて送ったらいいの。」

 

 

 

 

だからなんでいつも、

こっち任せなんだよ。

 

 

 

 

 

理央さん

「ひとまずお肉の感想と、

 

(そこってコース料理なの?

 こっちは仕事中でまだ

 食事の時間取れてないけど

 忙しすぎて、買ってきても、

 5分で食べきらなきゃ。 

 

 そっちは2時間くらいかけて

 ゆっくり食べるんでしょ。

 いいなー)みたいに書いておけば

 

 またもしかしたら

 出る時間とかまでサラッと

 言ってくれるかもしれないし。

 

 …まぁさすがにそこまで

 簡単にはいかないだろうけど。」

 

 

 

 

省吾は黙って、

返信メールを作成し始めた。

 

 

 

早苗の夫

「いや、、

 (美味しそう、全部見たくなる!)

 くらいが丁度いいのでは。

 

 長く書いてても今は、

 きっとちゃんと読めないでしょうし

 

 今、ネットでここのHPにある

 コースメニュー見てましたけど

 こうして写真が届いたら

 終わりの頃のメニューを見て

 大体後半に差し掛かったなって

 わかるじゃないですか。」

 

 

 

 

なるほど。

 

 

 

それもそうだ。

 

 

 

早苗の夫

「まぁそれも、

 

 撮ったらすぐに写真を

 送ってくれたらの話ですけどね。」

 

 

 

 

省吾は頷いて、

早苗さんのご主人が言った文章を

打ち込み始めて

 

 

その間に理央さんは

一度お手洗いに席を立って、

お義母さんに電話をかけた。

 

 

子供たちは今みんなで

ピザを食べ始めたところらしく

あとでその様子を

写真で送ってくれるとのことだった。

 

 

 

 

 

席に戻ると、

 

 

ご主人と省吾が、

さっきより重たい空気で

沈黙していた。

 

 

 

 

理央さん

「……?どうしたんですか。

 ……数分の間で、

 何かありました?」

 

 

 

 

省吾

「………」

 

 

 

早苗の夫

「いや、、さっきご主人が

 早苗にLINEを

 送ってくれたじゃないですか。」

 

 

 

 

理央さん「はい・・」

 

 

 

早苗の夫

「そしたら、割とすぐに早苗から、、

 返信が返ってきまして、、、」

 

 

 

理央さん

「……はい・・・・」

 

 

 

 

理央さんは嫌な予感がしながら、

ご主人が差し出す

テーブルの真ん中にある

省吾の携帯の画面を覗き込んだ。

 

 

 

 

 

早苗LINE

(それなら私を見て❤️ 

 私を食べて❤️)

 

 

 

 

 

それだけが、書いてあった。

 

 

 

 

 

 

おじいさんの向かい側で、

人のお金で、

高級焼肉を食べながら

 

この女は一体、

ずっと何をしているんだ。

 

 

 

こんなに近くにいるのに

すぐに何も出来ないことが

本当に、もどかしい。

 

 

 

 

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世の中マスクを着用する方が減っていても

私はコロナ以前から、

時々仕事中だったり、花粉だったりで、

マスクを使うことがありまして、色々使った結果

小顔効果があるマスクがお気に入りですキラキラ